口腔顎顔面病理病態学

宮内 睦美 教授

【研究キーワード】
口腔癌、分子病理学、歯周疾患、組織再生、唾液腺腫瘍、歯原性腫瘍

【最近のハイライト】
1.エナメル基質蛋白であるアメロブラスチンが骨肉腫の骨形成と増殖分化の抑制に関係することを明らかにしました。
2.ラクトフェリン(LF)が口腔癌や慢性リウマチの病態進行を抑制することを明らかにしました。
3.口腔癌の骨浸潤にVEGF-Flt-1シグナルが重要な役割を果たしていました。
4.歯周病原細菌が血流を介し肝臓に到達し、TGF-betaやGalectin-3産生を介し肝線維化を促進すること、抗生剤による歯周病原細菌の除去が線維化を抑制することを明らかにしました。
5.歯周病原細菌の歯性感染がGalectin-3を介して早産を誘導することを証明しました。
6.過去5年間に、研究室の教員が5、大学院生が9、最先端歯学研究コースの学部生が15の賞をそれぞれ受賞しました。

研究者総覧へのリンク

【教育内容】
病理学の目的は病気の原因や機序を解明し、新しい診断・治療法の開発に役立てることです。講義では口腔病変だけでなく、全身疾患についても、臨床との関係を示しながらわかりやすい講義をし、皆さんが歯科医学・医療リーダーとなるための基礎作りをサポートします。

【研究内容】
研究を通した社会への貢献を目指して、以下のような研究を行っています。
1.がんの増殖・浸潤・転移に関する遺伝子を解析し、がんの遺伝子診断や治療法を開発する。
2.歯周病の組織破壊・再生メカニズムや全身疾患との関係を解明し、新規診断・治療法を開発する。
3.唾液腺や歯原性腫瘍の病理組織診断基準を確立する。

【写真説明】 歯周病マウスモデルの胎盤では口腔から感染させた歯周病原細菌のコロニー(→)や
歯周病原細菌に特異的な遺伝子(mgl)が検出される。
(Ao Min et al. PLoS One. 2015 Aug 31;10(8):e0137249. )

 

【写真説明】ラクトフェリンの経口投与は口腔癌の腫瘍の増殖や骨浸潤を抑制する。

 


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