【研究キーワード】
口腔がんの骨浸潤・骨吸収、難治性口腔粘膜疾患、顎矯正手術・顎関節手術、下顎頭吸収の病態解析
【最近のハイライト】
顎骨形態や咬合状態にも関係しますが、10歳代の若年者に顎関節、下顎頭の骨吸収が進行性に発症することがあります。関節円板が前方転位しており、骨吸収面を圧迫する肥厚した関節滑膜が骨吸収に関与していると考えられています。極めて難治性ですが、肥厚滑膜を切除して関節円板を整位する手術を行うことで、下顎頭吸収を止め、かつ下顎頭サイズを増大させる治療に取り組んでいます。(最下部の写真はCTでの下顎頭吸収の状態。)