歯科矯正学

谷本 幸太郎 教授

【研究キーワード】
不正咬合、顎顔面成長、顎関節症、再生医療、口腔と全身の健康

【最近のハイライト】
大学院生を海外の研究機関に派遣し、先進的研究を体験させるとともに、さまざまな国からの留学生を受け入れ、活発な国際交流を図っています。研究では、間葉系幹細胞と炭酸アパタイト未焼結顆粒を用いて、歯槽骨再生に最適化した治療を開発し、口蓋裂治療における実用化を目指しています。

研究者総覧へのリンク

【教育内容】
歯科矯正学は、顎顔面の成長発育過程の正常な形態や機能を獲得し、顎骨の異常や不正咬合を改善するための学問です。歯学部では、歯科矯正学の基礎的な知識や技術を教えています。さらに、大学院では高度専門医療である矯正歯科専門医資格を取得するための授業科目を開講しています。

【研究内容】
1.不正咬合の発症機構解明と顎顔面成長の制御
2.矯正力による歯の移動の最適化
3.顎関節症による顎顔面形態変化リスクの軽減
4.矯正歯科領域の再生医療の実用化に関する検討
5.口腔機能と全身の健康との関連性の検討

【写真説明】 ビーグル犬の上顎骨に作製した人工的な顎裂部(赤矢印)に、骨髄由来間葉系幹細胞と炭酸アパタイト担体を移植すると、生体内で速やかに代謝され、新生骨に置換される。移植後、約3か月でマルチブラケット装置(黄矢印)を用いた再生骨への歯の移動が可能となる。


up