広大生になってみて
広島大学経済学部での学生生活について、おもに学業、一人暮らし、サークル活動の3つを話したいと思います。最後に大学受験のときのエピソードも軽く書かせていただきます。
初めに学業についてです。広島大学経済学部は一言で言うと、自由です。必修科目というよりは選択必修科目が多めで、ある程度基礎が身に付けば、自分の興味のある分野の授業を履修することができます。それだけでなく、一日中休みの日を作って資格の勉強に充てるなどの工夫も可能です。実際私もそうしており、簿記の資格の勉強に十分な時間を割くことができています。経済学を真剣に学びたい人はもちろん、ほかの勉強を同時並行で頑張りたい人も安心して学べる環境が整っていると思います。
次に一人暮らしについてです。私は地元が兵庫県なので、一年次より東広島で一人暮らしをしています。「東広島キャンパスは何もない」これが通説ですが、残念ながら事実です。しかしスーパーやコンビニなど生活に必要なものはそろっていますし、飲食店やカラオケ店など、娯楽もあります。そして何より特徴的なのが、大学の半径およそ1キロメートル以内が、大学生のための街であることです。少し出歩けば友達の家に行くことができますし、遊ぶときも簡単に集まることができます。夜遅くまで営業している飲食店も多いので、学園都市ならではの生活は非常に楽しいです。広大生専用の、大きな客船で生活しているような感覚です。夜は海鳥…ではなく、カエルの鳴き声が聞こえますよ。
続いて、サークル活動について話します。私はソフトテニスサークルに所属しているのですが、活動は非常に充実しています。東広島キャンパスは「広大な広大(こうだいなひろだい)」と言われるだけあって面積が広く、その分スポーツの施設も多くあります。そのおかげで毎日きれいなオムニコート(人工芝)で練習することができ、外部試合に出場するなど、中高の部活に負けず劣らずの充実したソフトテニスライフを送っています。テニスコートだけでなく、体育館やグラウンドもたくさんあるので、スポーツをする環境としては最高です。田舎なので空気もきれいですし。
最後に、私が広島大学経済学部を受験しようと決めたのは、共通テストの自己採点が終わった後でした。理由は単純、浪人したくなかったので、A判定が出ているところの中で最もレベルが高く、かつ一人暮らしができるという2つの条件に合っていたからです。オープンキャンパスに行ったこともなかったですし、過去問を解いたこともありませんでした。かなり正直に書きましたが、おそらくこの文章を読んでくださっている受験生の皆さんの中にも、当時の私のような動機をお持ちの方は多くいらっしゃると思います。そんなしょぼい理由で大学を選んでいいのかと思うかもしれません。ただ、私は全く後悔していませんし、非常に充実した大学生活を送っていると言い切れます。
つたない文でしたが最後まで読んでいただきありがとうございました。この紹介文が、受験生の皆さんが広島大学経済学部に少しでも興味を持つきっかけの1つになれば幸いです。受験勉強は長くつらく思えるかもしれませんが、それを乗り越えると「人生の夏休み」、華の(?)大学生活が待っています。目標に向かって頑張ってください。応援しています。
