大学生時代を価値ある経験に
株式会社SCREENホールディングス
石丸 瑛 さん
広島大学工学部 第四類 2019年度 卒業
広島大学大学院先進理工系科学研究科 博士課程前期
先進理工系科学専攻 2021年度 修了
近畿大学附属広島高等学校中学校東広島校 出身
現在の仕事内容について
「SCREENホールディングス」は京都に本社に持つ創業150年を超える会社です。半導体・液晶製造装置、産業用印刷機などを製造・販売しており、各分野で世界トップシェアを誇っています。
私はR&D部門に所属し、装置内部の液体や気流の挙動を予測する数値シミュレーションの開発に取り組んでいます。開発したシミュレーションは、実験結果との比較により妥当性を検証し、高精度な現象予測を実現しています。開発した技術は装置開発に展開し、性能の改善や開発の効率化につなげています。
また、海外メンバーとも連携して開発を行っており、業務で英語を使う機会もしばしばです。最近では、海外メンバーが来日し実験データを一緒に取得するという経験もしました。
海外メンバーとの懇親会
仕事をしていて感じる“やりがい”“よろこび”について
シミュレーションはコンピューター上で物理現象を再現する手法です。コンピューターが簡単に結果を出してくれるように思うかもしれませんが、実際には多くの困難に直面します。その中でも、解決に苦労するのが「シミュレーション結果と実験結果が一致しない」という課題です。一致しない原因は多岐にわたり、シミュレーションの設定が正しくない場合や、実験とシミュレーションで結果の取得方法や前提条件が違ったりする場合もあったりします。この課題を解決するプロセスはとても大変ですが、同僚と議論を重ねて原因を切り分け、粘り強く何度もトライ&エラーを繰り返しながら考え抜き、そして現象をうまく再現できたときは本当に達成感があります。
学会発表時の様子
こうして獲得した技術や知見を社内や学会で発表し、成果として示せることに大きなやりがいを感じています。昨年11月には国際学会で成果を発表し、若手研究者優秀発表賞を受賞しました。これまで取り組んできた内容が認められ、大きな充実感を覚えました。
学生時代について
大学院では研究に力を注ぎ、学部時代にはソフトボール部で汗を流してきました。「打倒!強豪私立大学」を掲げて週5日練習をするハードな日々でしたが、この経験からこの忍耐力とチームワークを培い、4年連続の西日本・全日本大会への出場を果たしました。
また、大学院では構造創生研究室に所属し、シミュレーション技術と出会いました。その面白さに惹かれ、研究に没頭したことが現在の仕事につながっています。研究室での徹夜や旅行、BBQなども懐かしい思い出です。
この大学、大学院での経験は人生の分岐点になるほど重要なものになりました。
広島大学・工学部在校生へのエール・メッセージ
広島大学は学業や部活、アルバイトなど何事にも集中して取り組める環境だと思います。社会人になった今、広島大学での経験が多くの場面で生かされていると感じます。自由な時間の多い大学生時代のうちにたくさん挑戦し、じっくりと腰を据えて熱中できるものを探してみては!!!

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