2019年12月13日、おもしろラボ(工学部C1棟1階)で「先輩交流アワー」を開催しました。講師は、工学部第四類(建築学課程)卒業の株式会社 日建建設 小谷 陽次郎氏。当日は、建築学専攻の学生を中心に約30人が参加しました。
小谷氏は「仕事としての建築」と題して、これまで担当した事例の写真も交えながら講演を行い、建築とは①時代を映す社会的行為、②顧客に価値を提供するサービス業、③自己実現の手段、であると3つの側面から仕事としての「建築」について説明されました。
講演の後行われた質疑応答では、参加した学生から「他の人や企業と共同して制作していく上で、他者と強調しつつどうやって自己表現していくのか」、「新しい価値を作り出すには何が必要か」といった質問が出るなど、活発に行われました。
最後に、学生へのメッセージとして「学生時代にたくさんの建築物を見るなど経験を積むことも大事だが、学生の間にしか考えられないような夢をえがくことも大事。社会に出たらそれらを踏まえながら、顧客に対し問題提起と解決案を提示していくことが重要」と先輩から励ましの言葉が送られました。
みなさんの先輩が所属する広島大学工学同窓会。この工学同窓会から毎ターム先輩をお招きして、企業のことや、社会のこと、就職のことやものづくりのことなど、先輩に学ぼうという取り組みが『先輩交流アワー』です。