広島大学は、株式会社日本クライメイトシステムズ(本社：東広島市、代表取締役：松尾則宏、以下｢jcs｣)と大学施設のネーミングライツ(施設命名権)取得に関する｢ネーミングライツ事業実施契約書｣(以下｢本契約｣)を締結しました。
このたび、ネーミングライツ契約により命名権を付与する施設は、東広島キャンパスの工学部講義棟B3｢108講義室｣および中央図書館1階｢新聞コーナー｣です。いずれも本学の選考委員会による審査を経て、命名権者に選ばれました。

東広島キャンパス 工学部講義棟B3｢108講義室｣
東広島キャンパス 中央図書館 1階 ｢新聞コーナー｣

命名権者となるjcsは、1987年に東広島市で創業した車載用空調機器メーカーです。クライメイトシステムとは室温を快適に制御するしくみのことで、車内空間をより快適に過ごしてもらうため、そして環境負荷を最小限に抑えるため、細部への徹底したこだわりと創意工夫を積み重ねながら商品開発に取り組んでいます。また、自動車の電動化が急速に進む中で、バッテリー冷却システムの開発・製造も手掛けるなど、車両全体での熱を最適利用する、様々な製品の開発・製造に注力しています。
｢108講義室｣は、工学部や情報科学部の学生が利用する講義室です。｢新聞コーナー｣は、中央図書館の新聞を閲覧するスペースで、学部を問わず多くの学生に利用されています。本契約を機にjcsからは、両施設へのサポートをいただくと共に、本学とjcsは連携を強化します。
期間は、令和3年10月1日から令和6年9月30日まで、本施設はそれぞれ｢jcsROOM 108｣｢jcs Lounge｣となります。