防災・減災研究センターが実証試験のため土石流センサーを昨年土石流が発生した渓流内に設置しました

  広島大学防災・減災研究センターの土田孝特任教授、橋本涼太助教のグループは、現在研究課題として「土石流対応ワイヤレスセンサーを用いた住民参加型警戒・避難システムの開発」に取り組んでいます。

 その研究の一環で、試作した土石流センサーの性能を調べるため、12月25日と26日に、昨年大きな土石流が発生した熊野町川角地区大原ハイツの山側の渓流にセンサー10個を設置しました。

 今後は「大原ハイツ復興の会」、「川角大原ハイツ自主防災会」の方々のご協力をいただきながら計測を開始し、センサーの性能の調査、センサーによる土砂の動きの評価方法の検討、センサー情報の利用方法の検討等を進める予定です。

 本研究は、科学技術振興機構A-STEPの研究課題に採択されています。A-STEPとは、大学や研究機関が生み出す研究成果を実用化することにより、社会へ還元することを目指す技術移転支援プログラムです。

 

試作した土石流センサーの設置場所

センサーの設置状況

お問い合わせ先

防災・減災研究センター
TEL:082-424-4312(平日9:00~16:00)


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