広島大学大学院における魅力のある教育イニシアティブの一環として,2005年度(平成17年度)に国際協力研究科固有の実践的・学際的特別国際インターンシップ教育プログラム「Explorers of International Cooperation Studies to Cross Borders (i-ECBO)」を開始しました。この教育プログラムは,1〜3か月間途上国の現場で研修を行う海外インターンシップを中心として,各々半年間の事前研修と事後研修を行うサンドイッチ教育です。その後,大学全体の教育の国際化を推進する一つの戦略として,全大学院共通の「Global Explorers to Cross Borders (G.ecbo)」グローバルインターンシップ・プログラムを,i-ECBO プログラムによる有益な教育実績を基に開始しました。この取り組みが文部科学省「組織的な大学院教育改革推進プログラム事業」 の採択を受け,2007年度(平成19年度)より3年間,G.ecboプログラム推進拠点の形成に取り組みました。
その後,2010年度(平成22年度)には全学組織「G.ecboプログラム推進室」を設置し,広島大学自主プログラムとしました。それを踏まえ,全学レベルで対処すべき受け入れ機関との交渉や危機管理体制などの機能をG.ecbo プログラム拠点に集積させ,効率的で体系的な大学院教育プログラムを構築しました。また,受け入れ先となっていただく企業,国際機関等がもつ研究課題と大学の人材分野とのマッチングを行うことにより,持続的な教育プログラムへと進展させることに努めています。
G.ecbo プログラムを修了した学生たちが,世界中の国や地域で研究者および高度専門職業人としてリーダーシップを発揮して活躍することを目指します。国際社会の第一線で活躍する多くの企業や機関の方々におかれましては,本教育プログラムの趣旨をご理解いただき,インターン学生を受入れていただけますよう,倍旧のご厚情を賜りたく,切にお願い申し上げます。
G.ecbo プログラム運営委員長
マハラジャン ケシャブ ラル