OG:松井 理恵 / 広島大学職員

          【広島大学職員グローバル人材研修(ワシントンDCにて】

国際協力研究科(教育文化) 修了
2016年度 インドネシア教育大学(インドネシア)派遣

近況,現在の仕事について  

私は国際協力研究科を修了後,広島大学の職員として働くことになりました。 採用されてから現在まで,工学部の支援室にて学部生の学生支援にあたっています。その中でも,私は入試の担当をしています。入試業務は, ミスの許されない責任ある業務となるため,時にプレッシャーを感じることもありますが,周りの方々に助けられながら楽しく仕事をしています。

インターンシップから現在を振り返って 

修士論文の研究テーマが,日本で生活するイスラーム教徒の子どもたちに関することだったので,インドネシア滞在中には,派遣先の先生方が現地のイスラーム系の学校や,近所のモスクに連れて行ってくださいました。ムスリム人口の多いインドネシアで,子どもたちが幼少期からどのように宗教的な価値を身に着けていくのか,実際に見て感じることで,研究対象となる人たちへの理解をより深めることが出来ました。インターンシップを終えてからは,修士論文作成のために東広島市の小学校で調査をしながら論文を執筆しましたが,インドネシアでの経験があったからこそ,自身の研究をより深めることが出来たと思います。

           【日本文化の授業 インターンシップ先のインドネシア教育大学にて】

この業界を選んだ理由

教育と国際交流に携わる仕事がしたいという思いで就職活動をしました。その中でも広島大学は,スーパーグローバル大学として留学生の受け入れや,日本人学生の海外への派遣等に力を入れています。自分が学生時代に培った力を活かし,大学の国際化に貢献したいと思い広島大学の職員として働くことを選びました。また職員研修の一環として,海外での研修に参加する機会等もあり,新しいことに挑戦し,成長し続けることのできる環境であるところも魅力の一つでした。

インターンシップで得たもの・インターンシップの経験が就活に与えた影響

インターンシップ中は,予定していたことが思いどおり行かないことも多々ありましたが,物事に柔軟に対応する力や,周りのスタッフと協働することの大切さを学びました。これらの力は大学職員として働く中で,とても活かすことの出来る力となっていると思います。またインドネシア教育大学と広島大学は協定を結んでいます。派遣前やインターンシップ中に,現地の教職員と信頼関係を築いている広島大学の職員さんの姿を目にし,協定を結ぶ大学間の友好な関係を築いていくために,大学職員の果たす役割の大きさにも興味を持ちました。大学職員の仕事は,教員や学生をサポートするだけでなく,自らも主体的に大学の国際化に寄与することのできるとても魅力のある仕事であると,インターンシップ を通して気付くことができました。

【インドネシアのイスラーム系小学校見学】

後輩へのアドバイス

大学院での2年間はあっとゆう間に過ぎてしまいます。現在は,コロナ禍で海外へ行くことが難しい状況にあるかと思いますが,置かれた環境の中でいま自分が出来ること,やりたいことをすべてやり切り,後悔のない学生生活を送ってください☆


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