加藤範久教授がアルジェリアのコンスタンチン第一大学を訪問しました



生物圏科学研究科の加藤範久教授が、2016年2月22日~26日にアルジェリアの

コンスタンチン第一大学を訪問しました。



以下、加藤教授の報告です。

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2016年2月22日~26日にアルジェリアのコンスタンチン市(アルジェリア北東部の古都)のコンスタンチン

第一大学自然、及び生命科学部(University of Constantine 1, Faculty of Natural and Life Sciences)を

訪問しました。今回の訪問の目的は本研究科との国際交流促進で、広島大学卒業生のAbdelkrim

Khedara准教授とBoubekri Karima准教授(いずれも生物圏科学研究科食品衛生学研究室で学位取得)の

ご尽力によるものです。



最初に同学部長のDehimat Laid教授らを表敬訪問し、今後の交流促進について意見交換を行いました。

さらに、2回の講演を行い活発な討論を行いました。特に、先方の大学院生らは非常に積極的に質問をし、

レベルの高さを感じました。その後、食品やバイオテクノロジー関連の研究施設、研究室等も訪問し、

それぞれの研究室の教授や大学院生と学術研究についての意見交換を行いました。



コンスタンチン第一大学はアルジェリアでトップの大学で、同市内には新たにコンスタンチン第二、第三大学も

建設中で、現時点で学生数は合計約7万人とのことです。近年、アルジェリアはアフリカ諸国の中では最も

経済発展が著しく(第二のドバイと言われています)、それには社会(政情)が安定し、豊富な地下資源(石油)が

背景にあるようです。コンスタンチン市や首都のアルジェの市内も建設ラッシュで、ヨーロッパやアジアから

多くの企業が進出していました。アフリカ諸国からアルジェへの巨大な高速道の建設が進められており、

アフリカの大動脈がアルジェに集まり、ヨッローパへと繋がるのだそうです。経済発展とともに、これから

科学技術の分野での発展が期待されています。









左から、学部長のDehimat Laid教授、Khedara准教授、加藤教授、

Karima准教授、副学部長のAbdelkadar Rouabah教授









加藤教授の講演の様子









Khedara准教授、Karima准教授らの研究室を訪問した時の記念撮影。

後列一番左がKarima准教授、前列左がKhedara教授、後列の右から5人目が

Kadri君(大学院生で、2015年度の生物圏科学研究科国際サマースクールに参加)。


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