専攻紹介

専攻

生物圏科学研究科は、生物資源科学専攻、生物機能開発学専攻、環境循環系制御学専攻の3つの専攻からなり、生物圏の諸問題に対応し、地球と人類の未来を拓く研究を行っています。

生物資源科学専攻
生物資源科学専攻

生物圏の環境と調和させつつ生物資源を活用した食料生産を持続していくためには、先端的な生産・管理技術を開発するとともに、食料生産と人間生活を結びつける循環型社会システムを創っていかなければなりません。

そのために、陸・海・河川の資源動物について、それらの種々の生体機能や自然環境または飼育管理下での行動や生態、遺伝情報と生物多様性の維持、ならびに食料の生産・流通・消費システムなどに関する教育と研究を行い、この分野に貢献できる高度な研究能力と専門技術を有する人材を育成します。

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生物機能開発学専攻
生物機能開発学専攻

生物圏の中で、生物は、種々の優れた戦略を有し、その生命活動を維持しています。 生物が有する多様な生物機能を明らかにし、それらの生物機能を環境との調和をはかりながら活用することにより、健康で豊かな人間生活を築くことができます。

そのために、微生物、植物、動物が有する多様な生物機能を遺伝子・タンパク質などの分子レベル、細胞レベルで解析・評価し、生物機能の高度な有効利用をはかり、新規な生理活性物質の探索や、有用生物資源の開発および分子育種を行います。

また、食資源の品質・機能性・安全性を評価し、食資源を高品質な食品として加工するための新規技術の開発などに関する教育と研究を行い、多様な生物機能を理解、活用しながら、健康で豊かな食の創成に寄与する先端的研究能力と高度な専門技術を有する人材を育成します。

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環境循環系制御学専攻
環境循環系制御学専攻

21世紀の人類に課せられた循環型社会システムの構築に貢献するために、生物圏における物質循環系の実態把握、変動予測、制御・修復技術とその評価手法に関する戦略的課題に関わる教育研究を遂行することにより、次のような能力を有する人材を養成します。

●温暖化ガス、酸性物質、内分泌撹乱物質(いわゆる環境ホルモン)などの環境汚染物質の生物圏における挙動や循環の実態を把握し、環境への影響の解明と将来の変動を予測できる。
●陸域、水域の物質生産機能と環境保全機能を定量的に把握し、生物による環境保全機能の技術化に関する先導的な知見を見いだし、それを現場に応用できる。
●瀬戸内圏から地球全体にわたるスケールで、熱エネルギーや物質循環の仕組みを俯瞰し、生物圏環境を診断評価するための研究手法を開発できる。

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シラバス

生物圏科学研究科が開講する講義のシラバスは以下をご覧ください。


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