長澤和也教授の最終講義を行いました

2018年2月2日(金)午後2時より、生物生産学部C206で、長澤和也教授の最終講義が行われました。

在学生や教職員をはじめ、長澤研の卒業生も駆け付け、講義室を埋め尽くすほど多くの方々にお集まりいただきました。

PROFESSOR NAGASAWA

長澤教授は、『What I have learned from aquaparasitology(水族寄生虫学から学んだこと)』との演題で、ユーモアを交えながら、水族寄生虫学の面白さ、奥深さ、そしてその重要性について、また研究活動を通じて学んだことなどについて、臨席していた多数の留学生も理解できるよう、英語でご講義くださいました。聴講者は時折驚きの声を上げながら、興味深く聞き入っていました。

PROFESSOR NAGASAWA

長澤教授は、1981年に東京大学で学位取得後、北海道立水産試験場で研究を行っていた1985年、それまでFish parasitology(魚類寄生虫学)との観点で研究されてきた魚の寄生虫が、実は魚のみならず、水圏に関わる様々な生物とも大きく関わることに注目し、Aquaparasitology(水族寄生虫学)との考えを提唱されました。そして同分野において第一線で活躍され、またその教育に多大な貢献をされてきました。

2005年に広島大学大学院生物圏科学研究科に赴任してから13年間、長澤教授は、教えを継承する多数の卒業生・学位取得者を輩出されました。優秀な後継者が現在活躍していることも紹介され、長澤教授が種撒いた水族寄生虫学の今後ますますの発展が期待されます。長澤教授ご自身も、静岡に帰郷後、研究活動と論文執筆を続けられるとのことです。

PROFESSOR NAGASAWA

講演の最後には、在学生から花束が贈呈され、37年のご奉職が締めくくられました。

PROFESSOR NAGASAWA


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