2019年度広島大学大学院生物圏科学研究科学位記授与式を行いました

2020年3月23日(月)、大学院生物圏科学研究科において、広島大学大学院生物圏科学研究科学位記授与式が行われ、大学院生81名(博士課程前期75名、博士課程後期6名)が修了しました。

このたびの式典では、コロナウィルス感染症拡大防止の観点から、博士課程後期修了生のみで行うこととし、三本木至宏研究科長より博士課程後期修了生6名に学位記が授与されました。

式典終了後、生物生産学部棟前で、博士課程前期及び博士課程後期修了生合同で記念撮影を行いました。

三本木研究科長から学位記を授与

三本木研究科長による祝辞

学位記を手に記念撮影

研究科長メッセージ

生物圏科学研究科 修士・博士修了のお祝い

研究科長 三本木至宏

修士・博士の修了おめでとうございます。令和2年3月23日に、75名の修士と6名の博士がここ生物圏科学研究科で誕生しました。研究科を代表してお祝い申し上げます。

皆さんは、これから新たなステージに立とうとしています。産業界に進まれる方、行政の仕事をされる方、研究を続けられる方、そしてどこにも所属せずにじっくりと自分を見つめ直したい方、いろいろいらっしゃると思います。ただ確実に言えることは、皆さんには大きな変化がすぐに訪れるということです。

私も含めてここにいる先生方にも、修士、博士を修了した後、大きな変化が起きました。

今になって、自分が修士や博士を修了したときに変化を起こしてよかった、と私は思っています。しかし、皆さんも気付いておられると思いますが、自分が変化しようとしているまさにその時には、その変化が将来どう影響するのかは分かりません。そして、それまでに身につけたことが新しいステージで役に立つのかどうかも分かりません。そう言ってしまうと不安になってしまうかもしれませんので、私から一つだけアドバイスをさせてください。

私のアドバイスは、「これからいつも前を向いていてください」ということです。もちろん仕事にプライベートに追い詰められることがあるかと思います。それでもし転んでも、再び立ち上がってください。ここで修士論文や博士論文を完成させたという経験は皆さんの糧となっているはずです。

昨年の学位記授与式でも、以上のお祝いの言葉を述べました。「いつも前を向いていてください」ということをまた伝えたくて、今年も私のメッセージとします。昨年の授与式の後、修了生の一人から、「これからも前を向いてがんばります、スピーチ響きました」と言ってもらえて、私は嬉しかったです。どうか皆さんには、自分がここで経験したことを信じて羽ばたいてください。生物圏科学研究科はあと数年でなくなりますが、皆さんがここにいた事実は変わらず残り続けます。

新型コロナウイルスの影響で、学位記授与式が行われるかどうか心配されていたかもしれません。授与式は皆さんやご家族はもちろん、私たち教職員にとっても大切な節目です。しかし結局、授与式は簡略化されましたので、皆さんにはお祝いの言葉だけでも伝えさせていただきます。

これからも一緒に頑張りましょう。ありがとうございました。


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