上真一教授の瀬戸内海西部での調査により、今冬、ミズクラゲが大量に越冬したことがわかりました。
温暖化の影響とみられていますが、約20年間の研究でも例がないとしています。ミズクラゲは通常、
ポリプという幼生の形で越冬し、春から夏にかけて成長、秋には死滅するため、冬場のミズクラゲは
瀬戸内海の漁業にも影響を及ぼしています。
上教授は越冬について、海水温の上昇にミズクラゲが適応し、秋から冬にも成長できるようになったの
ではないかと指摘しながらも、温暖化の影響がどの程度かは長期的な調査が必要であるとしています。
(この研究に関しては、4月17日(金)の中国新聞で紹介されました。)