堀内浩幸助教らのグループが、低アレルギー性の鶏卵の開発につながる、鶏の万能細胞
「ES細胞」の遺伝子組み換えに成功しました。
堀内助教らは2001年に鶏のES細胞を作成する方法を発見し、今年4月に、ES細胞内で、
アレルギー性の強いタンパク質であるオボムコイド(OVM)を発現させる遺伝子の塩基配列を
並べ替えることにより、OVMの発現を止める技術を確立しました。
早ければ年内にもOVMを含まない卵を産む鶏が誕生する見通しです。
低アレルギー性の有精卵は、新型を含むインフルエンザワクチンの製造に応用でき、
卵アレルギーの人にも接種可能なワクチンができると期待されています。
(この研究に関しては、5月3日(日)の読売新聞で紹介されました。)