平成21年7月24日(金)の中国新聞に、島田昌之准教授と大分県農林水産研究センター
畜産試験場(豊後大野市)との共同研究による、豚の凍結精液を使った人工授精の
技術についての記事が掲載されました。
この技術は、豚の精子を処理する独自技術を導入し、凍結精液中の細菌を除去するもので、
同県白杵市の足立農場で行われた実証試験において、人工授精による受胎率・産子数が
向上したことが確認されました。
凍結精液の細菌を除去する課程で精液を融解する技術は、島田准教授が、同センターの
岡崎哲司研究員と共同開発しました。なお、岡崎研究員は社会人入学制度により生物圏科学
研究科の博士課程後期3年に在学中です。
この技術により、ブランド種など優秀な雄の遺伝子を長期保存することも可能になるため、
島田准教授は、「凍結精液の養豚農家のニーズは大きいので普及するはず」と期待しています。
※ この研究に関しては、7月5日(日)の日本農業新聞(1面)でも紹介されました。