事業責任者・担当者

未来を先導する博士人材の育成に向けて
― 世界トップレベル大学院教育拠点としての挑戦 ―

事業責任者・担当者 島田昌之

 島田 昌之
▶事業責任者
▶広島大学理事・副学長
(教育・平和担当)

 このたび広島大学は、令和7年度文部科学省「未来を先導する世界トップレベル大学院教育拠点創出事業」の総合型に採択され、全国6大学(総合型4件、特色型2件)の一つとして本事業を推進することとなりました。西日本では唯一の採択であり、本学が掲げる理念である「持続可能な発展を導く科学」を、大学院教育の中核に据えて実践する重要な取り組みです。
 現代社会が直面する課題は複雑化・高度化しており、大学院教育には、専門分野の高度な研究力に加えて、分野横断的な視点や社会との接続を意識した実践力を育むことが強く求められています。未来先導大学院事業は、こうした時代的要請のもと、世界水準の研究力を基盤としながら、徹底した産学連携教育と国際化を博士課程教育に導入し、社会変革やイノベーションを牽引する博士人材を育成することを目的としています。
 本事業において本学は、博士課程教育に携わる新たな職種であるUEAやモデレーターを加えた体制において、研究科や専攻の枠を越えた大学院教育の体系化を進めます。そして、博士としての専門性を高める研究環境とともに高度な専門力を活かすための汎用的能力(トランスファラブルスキル)を育成する環境を整備します。
 さらに、国際的な教育・研究ネットワークや、地域社会・産業界との連携を通じて、学修と社会実践を有機的に結びつける教育環境の構築に取り組みます。ASEAN・南アジア・アフリカ諸国と欧米諸国を結ぶ国際ハブ大学としての強みや、中国・四国地域を中心とした大学・企業等との連携を活かし、世界と地域の双方につながる大学院教育拠点の形成を目指します。
 これらの取り組みを通じて、大学院で学ぶ学生の皆さんが、異分野の博士学生とともに社会課題の解決に取り組み、他大学の学生や産業界、地域の人材との交流を通じて視野を広げることを期待しています。その上で、博士学生自身が社会の中で新たな役割や価値を生み出す力を身に付け、社会に貢献していくことを期待しています。
 本事業が、次代を担う博士人材の育成を通じて、我が国の学術と社会の発展に貢献するものとなるよう、大学として着実に取り組んでまいります。 

大学院教育拠点の戦略的推進と人材育成

事業責任者・担当者 熊本卓哉

 熊本 卓哉
▶コーディネーター
▶広島大学副学長
(全学共通教育担当)

 本事業を推進するにあたり、コーディネーターとしてその企画および運営全体を総括する立場から、世界トップレベル大学院教育拠点の着実な実施と発展に取り組んでまいります。
 本学は本事業において、高度な専門性と社会実装力を併せ持ち、学術・産業・公共の分野で国際的に活躍できる博士人材の育成を教育目標として掲げています。その実現に向け、本学が掲げる構想の理念や教育目標を具体的な教育プログラムとして具現化し、その質を継続的に高めていくことが重要です。そのため、全学的な連携体制のもと、教育研究組織と事業運営組織の有機的な連動を図るとともに、産業界や地域社会をはじめとする外部ステークホルダーとの協働を通じて、実効性の高い教育の実現を目指します。
 特に大学院教育においては、研究科や専攻の枠を越えた教育の体系化を推進し、専門性の深化と分野横断的な学びの両立を図る教育プログラムの設計・運用に取り組みます。
 また、モデレーターやUEAといった新たな体制を活かしながら、学生の学修成果や社会的要請を踏まえた柔軟かつ戦略的な教育プログラムの構築を進めてまいります。
 さらに、国際的な教育研究ネットワークや産学連携の枠組みを効果的に活用し、理論と実践を往還する教育環境の構築を通じて、博士人材の研究力と課題解決力の向上を支えていきます。
 今後も、事業全体のマネジメントを通じて教育の質保証と高度化を推進し、本拠点における取組が持続可能な社会の実現に資する人材育成へと確実につながるよう努めてまいります。

教育学的視点による事業推進と質保証

事業責任者・担当者 草原和博

 草原 和博
▶副コーディネーター
▶広島大学大学院
人間社会科学研究科 教授

本事業の推進にあたり、副コーディネーターとしてコーディネーターを補佐しつつ、教育学の知見に基づき、事業の企画および運営が円滑かつ効果的に実施されるよう取り組んでいます。世界トップレベルの大学院教育拠点の形成に向けて、各取組が着実に実行され、その成果が持続的に蓄積されていくよう努めております。
 本事業においては、理念や教育目標を具体的な教育プログラムとして具現化するとともに、その質を継続的に検証・改善していくことが重要です。そのため、全学的な連携体制のもとで教育研究組織と事業運営組織の有機的な連携を支え、教育の質保証と向上に貢献していきます。また、産業界や地域社会などの外部ステークホルダーとの協働を通じて、教育の実効性と社会的妥当性の向上にも取り組んでいきます。
 特に大学院教育においては、研究科・専攻の枠を越えた体系的な教育の構築を推進し、専門性の深化と分野横断的な学びの両立を図るプログラム運用を支えていきます。さらに、UEAやモデレーターといった新たな体制のもと、学生の学修成果や社会的要請を踏まえた柔軟かつ継続的なプログラム改善が行われるよう、評価とフィードバックの仕組みの充実に努めます。
 加えて、国際的な教育研究ネットワークや産学連携の枠組みを活用し、理論と実践を往還する教育環境の充実に寄与することで、博士人材の研究力と課題解決力の向上を支援します。
 今後も副コーディネーターとして、教育学的視点に立脚した助言と実践を通じて、本事業の円滑な推進と質の向上に努め、本拠点の取組が持続可能な社会の実現に資する人材育成へとつながるよう貢献していく所存です。

UEA機能強化と教育支援の推進を目指して

事業責任者・担当者 岩永誠

 岩永 誠
▶コントラクト・シニアUEA
▶広島大学名誉教授

 本事業の推進にあたり、シニアUEA(エデュケーション・アドミニストレーター)として、UEA組織の実行機能の強化と、教育研究支援の実効性向上に取り組んでいます。UEAは、教員およびモデレーターと学生の活動を多面的に支えるマネジメント人材として、教育、国際、産学・地域連携における各取組をつなぎ、教育プログラムの円滑な実施を支える役割を担っています。
 本教育拠点の大学院教育においては、個別の教育活動を支えるだけでなく、それらを有機的に結び付け、学修全体の質を高めていくことが重要となります。そのためUEAは、各研究科や専攻における取組を横断的に把握し、関係部局間の連携を促進しながら、教育プログラムの実施基盤の高度化とその定着に貢献しています。
 また、学生の学修活動を中心に据えつつ、指導教員やモデレーター等と連携しながら、学生の抱える学修上の課題を把握し,学習機会の最適化に向けた支援を行ってまいります。さらに、参画大学や学内外の関係機関の協力を得つつ、多様な学修機会を円滑に繋げ、実践的な学びを充実させてまいります。
 加えて、教育プログラムの実施状況や学生の学修プロセスを継続的に把握し、関係者間の情報共有と連携を促進することで、教育の質の維持・向上に向けた運営面の支援も行っています。
 今後もシニアUEAとして、UEA機能の強化と組織間連携の深化を通じて、本事業の安定的かつ持続的な推進に貢献し、世界水準の大学院教育拠点の形成を支えてまいります。


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