在学生からの声 第2回

第2回 イマム ワフユディ ファリドさん(2016年3月掲載)

所属:工学研究科博士後期課程2年
出身:インドネシア

みなさん、こんにちは。私はインドネシアのイマム ワフユディ ファリドです。現在、大学院工学研究科で電気工学を専攻しています。2015年10月12日に来日し、貴重な4か月間を過ごしてきました。広島大学のインドネシア人留学生会の会長を務めており、今回、留学生会を紹介する機会をいただきとても嬉しく思います。

インドネシア人留学生会は1987年に設立され、今日まで広島で勉強しているインドネシア人留学生のプラットホームとなってきました。留学生団体として、積極的に様々なイベントを開催したり、参加したりしています。最近では、インドネシアの学生だけでなく、広島大学の留学生全員を対象としたイベントを1月に開催しました。そこでは、楽しく、挑戦的で、とても冷たい体験をしました。どんな活動か分かりますか?答えは、スキーバスツアーです!朝の9時から夕方4時まで猫山スキー場で過ごし時間は大変盛り上がり、参加者した143人の留学生を笑顔にすることができました。

写真1:留学生のためのスキーツア

このイベントでは、スキー、スノーボード、雪だるま作りなどをするだけでなく、留学生にインドネシアの食べ物を知ってもらう良い機会になりました。みなさんは「ナシ・クワヴ」「レンペール」「ボル」といった言葉を聞いたことはありますか?これらは全て料理の名前で、国際協力研究科(IDEC)のマイさんと工学研究科(?)のアワルディンさんが参加者のために、昼食として作ってきてくれました。参加者からのフィードバックでは、90%の方から、食べ物、活動内容、おもてなしに、「とても楽しかった」「全体的に満足している」という感想をいただくことができました。

インドネシア留学生会メンバー向けの活動としては、今後、教育や趣味に関連するイベントを開催する予定です。例えば、統計、起業、論文作成、プレゼンスキル、写真撮影やフォトデザインといったメンバーに役立ちそうなテーマで、専門知識を持っているメンバーを講師として迎えます。
イベントや教育関連の活動のほかにも、インドネシア留学生会ではチャリティー・イベントに力を入れています。その一つに、学業を継続する上で補助金や奨学金に困っているインドネシア学生を援助するための資金集めをする活動があります。資金はHiroshima Businessman Associationなどの団体やインドネシア留学生会のメンバーからの寄付で大部分が成り立っています。またインドネシアの貧困学生を援助したい日本にいる個人、組織や団体の仲介役としても機能しています。

写真2 インドネシア留学生会メンバーのスポーツイベント

また、 “Mens sana in corpore sano” (健全な精神は健全な身体に宿る)という標語の下に、インドネシア留学生会の健康維持のために、毎月、東体育館またはひろしま国際プラザの体育館でフットサルやバドミントンや体操などをしています。これらの活動はメンバーの関心に基づいて行っています。

以上、インドネシア留学生会が広島大学で行っているイベントの一部を紹介させていただきました。皆さんに、インドネシア留学生会やインドネシアに少しでも興味を持ってもらえれば嬉しいです。インドネシア留学生会には広島大学の留学生100人以上のメンバーがいて、2番目に大きい団体となります。インドネシア留学生会は、私たちの周りの人たちに平和と幸せをもたらし、全ての留学生の役に立てることを願っています。

インドネシア留学生会のメンバーのための起業トレーニング

インドネシア留学生のための奨学金プログラム


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