山村 麻理子

山村 麻理子

講師
山村 麻理子
MARIKO YAMAMURA

時間の流れを見てみたい。

目に見えない「時間」を研究する

観測対象となるもの、例えば気温や運動の記録、身長などについて、時間を空けて何回も観測します。そして得られた観測値を時間ごとに並べてデータにします。このデータを時系列データとか経時測定データと呼びます。私はこれらのデータに関して、どんな統計解析ができるか考えたり、パソコンでプログラムを書いて実際にデータを分析したりする統計学の研究を行っています。
時間って何だろうって思いませんか。目に見えるものではありません。子供の頃の時間は長くて、大人になると短くなるのでしょうか。かげろうの寿命は1日と聞きますが、短命だと思っているのでしょうか。感じている時間の流れの速さ、時間ごとに変わっていく状況について、わかったり見えたりすれば楽しいと思うのです。時系列データや経時測定データの研究にはそんな魅力があります。

統計解析に必要なこと

どんな統計解析ができるか考えることは、データや分析目的に適した統計モデルを、すでに存在する統計モデルから選んだり、作り出したりすることです。統計モデルは解析学や線型代数学といった数学から作られていますので、数学は必要です。実際にデータを分析するには、統計ソフトを使い、言語を用いてプログラムを書くといった能力や知識、そしてパソコン作業をコツコツと行う根気が必要です。

毎日の積み重ねで高みを目指し続けたい

大学では4年生になると、指導してもらう先生を1人決めます。そこで先生や同じ先生を選んだ仲間と共に必死に勉強や研究を行いつつ、時にくだらない話や、飲み会、ソフトボールやフットサルといった運動をするのは、本当に楽しいですよ。
目標は、一日一生、毎日の積み重ねで高みを目指すことです。私たちと一緒に統計学を勉強してみませんか。情報科学部でみなさんにお会いできることを楽しみにしています。


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