広島大学教育賞

広島大学では,本学における教育の実践において顕著な成果を挙げたと認められる教員を顕彰することにより,教員の意欲向上並びに教員の教育方法及び教育技術の向上を図り,もってより優れた教育の推進に資することを目的に,平成28年度に「広島大学教育賞」の制度を設けました。

具体的には、次のような活動で顕著な成果があった方々を表彰の対象としています。

(1) 卓越した指導力で教育効果の高い授業を実践した教員
(2) 教育方法の工夫又は改善に取り組み,顕著な教育効果を挙げた教員
(3) 研究指導,課外活動指導その他の学生指導において,顕著な成果を挙げた教員
(4) その他前3項目と同等の成果等により教育賞にふさわしいと認められる教員

令和6年度「広島大学教育賞」被表彰者

※被表彰者氏名順
 

○ 小川 景子 氏(広島大学 学術院 大学院人間社会科学研究科 准教授)
全学教養教育科目である「睡眠の科学」において,多くの学生から「My Best Teacher」に推薦されるなど,受講生から高い評価を得ている講義を展開しています。加えて,これまで3名の指導学生がエクセレント・スチューデント・スカラシップを受賞し,学業及び人物ともに優秀な者に授与される総合科学部「岡本賞」についても指導学生が受賞するなど,高い指導力を有しています。さらに,小中学生とその保護者を対象とした睡眠講座を行うなど,社会貢献活動も積極的に実施しています。


○ 金 宰煜 氏(広島大学 学術院 大学院人間社会科学研究科 講師)
経済学部夜間主コースを担当しており,夜間の授業ということで学生のモチベーションの維持が難しい中,学生の自発性を高める教育を行い,日本経済新聞社主催の金融・経済学習コンテスト「第23回日経ストックリーグ(令和5年2月開催)」に2チームを参加させ,1チームが入選し表彰されました。このことは,広島大学の社会科学系の教育力の高さを社会にアピールするものであり,コンテストに参加するという動機付けと入賞するほどの高い能力を育成した実践的指導力は高く評価できます。さらに「My Best Teacher」として学生からの推薦も得ています。

 

 


up