寄贈本の紹介(2024年度)

戦後日本の傷跡

戦後日本の傷跡 表紙

編者:坪井 秀人
発行所:株式会社臨川書店

顧炎武と平賀中南の春秋學

顧炎武と平賀中南の春秋學 表紙

訓注者:野間 文史 
発行所:明德出版社

PTSDの日本兵の家族の思いと願い

PTSDの日本兵の家族の思いと願い 表紙

編者:PTSDの復員日本兵と暮らした家族が語り合う会 
発行所:あけび書房株式会社

寄贈者からのメッセージ

この本は黒井秋夫さんを中心に、復員日本兵と暮らした家族の証言と研究(当事者研究)、家族による社会文学が載せられています。黒井さんは1948年生まれで、復員兵の父親のPTSD状態を日本政府と社会に対し告発しています。私(中村平)は「当事者として/研究する者としてトラウマを抱えた祖父と私の関係を語る」を投稿しています。「戦争ボケ」と揶揄され、あるいは戦友会で憂さを晴らすイメージの復員日本兵に対し、戦後日本社会は日本軍国主義の罪責を押しつけ、自らは真相解明を怠り思考停止してきたのではないでしょうか。復員兵の暴力や無気力、奇矯なふるまいが家族の恥として語られてこなかった戦後史は、日本社会と政府の無責任と連累の所在を逆照射しています。

孝経・曾子

孝経・曾子 表紙

訳注者:末永 高康
発行所:岩波書店

寄贈者からのメッセージ

「孝は、德の本なり、教えの由りて生ずる所なり」――孔子とその髙弟曾参(曾子)が「孝」の意義を論じた『孝経』。「孝」とは何か、「孝」によってあるべき世をいかに実現できるかを語る本書は、儒家の経典の一つとして、『論語』とともに読み継がれ、東アジアの伝統的な道徳観の基底をなした。曾子学派が師の言行を伝える『曾子』を併収する。

性善論的誕生

性善論的誕生 表紙

著者:末永 高康 
発行所:國立臺灣大學


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