理学療法学専攻

リハビリテーションの一分野として、障がい者・高齢者・障がい予防・健康増進さらにスポーツ障がいに対応します。運動療法・物理療法・日常生活活動の指導をとおして人々の生活の質の向上を図ります。

理学療法学専攻で何が学べるか

3年次前期までに、学内で理学療法学の専門領域のほか、病理学や解剖学などの基礎的な科目と整形外科学や内科学では、一般臨床医学領域の知識を学びます。これらの科目の履修によって、人の身体の全体像と障がい像を理解することができます。
3年次後期には広島市と近郊の学外医療機関で臨床実習を行い、患者や障がい(児)者の運動や動作、日常生活、社会参加を行う上での問題点について評価法を学びます。さらに4年次前期には、広島県内外の2ヶ所の医療機関で、評価法を確実に身につけ、理学療法士として臨床で必要とされる知識や技術、実践能力を習得します。また、平成28年度からAO入試(現・総合型選抜(Ⅱ型))大学院進学型での入学者選抜が始まり、国際化・グローバル化に対応できる教育研究者の育成を目指す、学部から大学院まで一貫した教育も行います。

※内容は撮影当時のものです

基礎的な理学療法学教育

理学療法士には身体と心に関わる幅広い知識・技術が必要です。そのために基礎的な理学療法学教育では、精神機能と精神、筋、骨などの組織の構造と機能に関する知識を、精神医学、解剖学、生理学、神経学、運動学などの科目をとおして修得します。

臨床的な理学療法学教育

人が歳をとることによって、関節の柔軟性や筋力の低下に代表される加齢現象が起こります。また、病気になると運動や感覚の麻痺、歩行の難しさなどが生じます。臨床的な理学療法学教育ではこのような障がいを予防、あるいは治療・改善するための理学療法実践に必須の知識、技術を習得します。これには障がいを負った方々の日常生活活動レベルのアップと社会参加を促進するとともに、健康増進を図るものも含まれます。このような理学療法の実践能力は、学内での授業科目はもとより、学外での臨床実習をとおして得られます。

カリキュラム PICK UP

3次元動作解析実習

3次元動作解析システムは、高速デジタルカメラを用いて、人体の動きを光学式マーカからリアルタイムに計測することにより、フォースプレートや筋電計などと連動させて動作解析ができる装置です。実習では、歩行分析、スポーツ領域の運動解析に活用しています。

機能能力診断学実習

膝関節疾患の運動療法を行うために、広島大学病院で患者さんの協力を得て、評価実習を行います。

取得可能免許・資格

理学療法士国家試験受験資格

教員の声

浦邉 幸夫教授(スポーツリハビリテーション学)

いかに身体を動かすかを科学する

フレイルやサルコペニアなど高齢に伴う疾患、生活習慣病、スポーツ傷害など、これらの治療はもちろん予防(prevention)を積極的に科学しています。基礎から応用、細胞からロボットまで広く研究を進めています。
広島大学発の新しい理学療法を世界に向けて発信しています。

学生の声

岩瀬 輝さん
(理学療法学専攻 4年次生(令和3年度))

中村 拓未さん
(理学療法学専攻 3年次生(令和4年度))

平田 大地さん
(理学療法学専攻 3年次生(令和5年度))

井上 陽希さん
(理学療法学専攻 3年次生(令和6年度))

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