令和7(2025)年11月11日に広島大学東千田未来創生センター2Fのグループワーク室にて、法務省中国矯正管区による「再発防止×地方創生ワークショップ研修」が開催されました。このワークショップは、矯正施設と地方公共団体との連携の向上、再犯防止と地域創生に資する取組の推進を目的として中国地方更生保護委員会との共催で令和5年度から実施されており、矯正職員、自治体職員、更生保護官署職員等が参加しているものです。
そして、令和7年度は広島大学法学部との共催授業として開催されることになり、法学部の学生が「刑事政策」授業(孫助教担当)の一環として、今回初めてこのワークショップに参加しました。まず中国矯正管区からの講義「国の再犯防止施策について」が行われ、その後、「再犯・再非行を防止するためのアイデア」「再犯防止と地方創生を組み合わせるアイデア」といったワークショップが行われました。
本日の目標が示されます。各機関の職員、法学部の学生、それぞれの立場を越えた対話を通して、再発防止や地方創生に係る新たな視点やアイデアを見つけること、です。それぞれのテーブルに立場の異なる皆さんで班を作ってワークショップに臨みます。
アイスブレイク。刑事政策や教育、行政等に関する文章パズルを参加者の皆さんで協力して解いていきます。
参加者の皆さんは短い時間で次々と文章を完成させていきます。
正解発表。時折拍手が起こりました。
こちらはブレーンストーミング。再犯防止と地方創生を進めていくために有効な手は何か、について参加者の皆さんから様々なアイデア出しが行われていきます。
各班によるアイデア発表。模造紙に書かれた様々なアイデアについて披露され、参加者の皆さんの間で活発な意見交換が行われました。
最後に参加者の皆さんで本日の感想や(学生から)矯正、更生保護に求めること、(職員から)学生の皆さんに期待すること等について振り返り・意見交換が行われました。
全体撮影。当日は各機関の職員の皆様、法学部学生を含めて113名の参加となりました。法学部学生の皆さんにとっても今回のワークショップは矯正関連の行政に携わる職員の方との出会いや交流を深める貴重な体験だったと思います。

Home
