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平成18年4月薬学部が新設されます



 高度先進医療の開発者・研究者と同時に,その医療現場の高度な担い手としての薬剤師の養成,そして,ゲノム創薬などの次世代医療開発者や環境・衛生領域専門家など,今後の社会変化とともに変容する医療に,薬学分野から,必要な時に最適で高度な人材を育成する必要があります。

 広島大学では,4月から薬学部を設置し,6年間という教育課程の中に半年の実務実習を内包する,より臨床実践教育に重きを置いた6年制課程の薬学科と,より探求的視点でものごとを見ることのできる研究者・職能人養成に重きを置いた4年制課程の薬科学科の2学科を設置します。



1)薬学科(6年制課程) *チーム医療を支える薬剤師の育成*



 6年制課程の薬学科においては,倫理観・使命感を持った,教養ある医療人としての教育を低学年で進め,高学年では病態・診断を理解でき,処方設計を判断できる薬剤師,そして薬物治療に責任の持てる知識を持ち,将来現場での経験を重ね,患者の信頼を得ることのできるチーム医療を支える薬剤師を目標に教育研究を行います。特に,本学では,大学院医歯薬学総合研究科において一体となっている組織特性を活かし,臨床共同研究を活発に展開し,その成果を学生に卒業実習などで体験させることにより,研究マインドも持った臨床薬剤師の養成します。



【理念】



 高度化・専門化する薬剤師養成に対応するための教育能力と,薬学・医療・衛生に関する次世代に通用する知識・技術を教授するとともに,処方管理,健康管理に関する能力を教授し,実践的薬学領域の教育・研究,医療におけるリーダーシップを発揮できる人材を養成し,ひいては国民の健康増進に寄与することを教育理念とする。



【目標】



① 基礎的,臨床的な薬学・医学に関する知識・技術を修得し,思考能力,問題解決能力並びに指導能力を兼ね備え,医療専門職とのチーム

   医療に参加できる人材を養成する。



② 病態・診断を理解でき,処方設計を判断でき,投薬に責任を持てる薬剤師を養成する。



③ 総合病院,行政機関及び学校等において,マネージメントを行う人材を養成する。



④ 薬学・医療・福祉のあるべき姿を探究する新しい学問分野である臨床薬学の確立と普及を目指す先進的教育者及び研究マインドを持った

   臨床薬剤師を養成する。



2)薬科学科(4年制課程) *創薬開発に優れた職能人・研究技術者の養成*



 4年制課程の薬科学科においては,2年生からの実験実習などで高い研究技術力を持たせ,その結果,広範な知識欲を持った教養ある職能人・研究技術者の養成,さらに3,4年で薬学の特徴である物理・化学・生物・医学の統合力を持たせ,高度な情報収集・判断能力を持ち,創薬能力に優れた職能人としても,将来国際的にも活躍できる薬学研究者を養成します。

 その結果,卒業後,医薬品関係,製薬関係,薬科機器関係等の事業所・団体から強い要請のある創薬開発担当者や医療情報担当者等として活躍できる人材を育成します。



【理念】

 ゲノム創薬などの次世代医療開発者や情報提供者,環境・衛生領域専門家など,探求的視点でものごとを見ることのできる職能人養成に重点を置くとともに,物理・化学・生物・医学の統合力を持たせ,高度な情報収集・判断能力を持ち,創薬能力に優れた,将来国際的にも活躍できる薬学研究指向者を養成することを教育理念とする。



【目標】

① 科学的根拠(Evidence)に基づいた,より薬学・医学に関する専門的知識と技術を修得し,さらに創薬能力,情報収集能力に卓越し,問題

   意識を持ってグローバルに活躍できる職能人を養成する。



② 4年間の学部教育を修了の後,大学院に進学して,薬学・医学に関する知識及び技術を兼ね備えた次世代の職能人の養成を目指す。さら

   に高度先進医療を推進する創薬並びに分子治療の教育者及び研究者になれる人材を養成する。



お問い合わせ先:広島大学医歯薬学総合研究科等部局長支援グループ

           電話082−257−5013(担当:三戸)


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