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広島大学リエゾンフェア2006in東京にて研究シーズを発表



会場風景

 来る10月26日(木)にキャンパス・イノベーションセンター東京(東京都港区)で開催された本学のリエゾンフェアで,保健学研究科(医学部保健学科担当)前島先生及び車谷先生が研究シーズを発表しました。



■足底圧−聴覚バイオフィードバックシステムの開発

 大学院保健学研究科 助手 前島 洋



 バイオフィードバック療法は,患者が制御すべき生体反応を光や音などのとらえやすい情報に変換し,それらの情報を意識,認知することにより目的とされる反応を引き出す治療法である。歩行時の足底圧分布は身体重心,関節モーメント等の変化に起因した統合的歩行評価指標となる。そこで,歩行時の足底圧分布の空間的・時間的情報を音の持つ特性を生かしてメロディーに変換し,聴覚的にフィードバックさせることにより歩行能力の改善を図る学習システムを開発した。



■足趾把握力の新しい評価法の開発

 大学院保健学研究科 助手 車谷 洋



 足趾把握力を測定・評価するための機器を作成した。機器構成は,ロードセル,デジタル指示計および足趾把握用のマットの3つから成る。高齢者医療やリハビリテーション現場などで簡易的に測定が可能である.また,本機器を使用して測定したデータは,身体バランス能力評価,握力などの評価との相関関係があることも確認済み。従来の足趾把握力測定は,市販の握力計を改良したものを用いている。よって,足趾で握力計のバーを引っ張る力の測定となっていた。これでは,足趾機能の一つである地面を掴む機能は計測し,定量的に数値化することが困難である。本機器は把握用のマットを足趾で掴むことで生じる力を測定することができ,実際の生活場面で必要とされる足趾の力を測定することが可能と考える。



お問い合わせ先:医歯薬学総合研究科等支援室 部局長支援グループ

           保健学研究科担当主査 山本

           電話:082-257-5341

           メール:bimes-bucho-sien@office.hiroshima-u.ac.jp


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