• ホームHome
  • 医学部
  • 医歯薬保健学研究科の茶山一彰教授らの B型肝炎、C型肝炎に関する研究がAMEDに採択

医歯薬保健学研究科の茶山一彰教授らの B型肝炎、C型肝炎に関する研究がAMEDに採択

国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)が公募した平成29年度「肝炎等克服実用化研究事業」に、広島大学医歯薬保健学研究科の茶山一彰教授が研究開発代表者を務める2課題が採択されました。

本事業は、患者数が全国で300万人から370万人と推定される国内最大級の感染症である肝炎に関して、基盤技術の開発も含め、基礎から臨床研究を切れ目なく推進することを目標としています。

広島大学は、平成25年度に採択された文部科学省「研究大学強化促進事業」の研究力強化の取り組みの一環として、戦略的に組織する「自立型研究拠点」の選定や、重点的に取り組むべき研究を行う特に優れた教授職(DP:Distinguished Professor)の選定を行っております。茶山教授は、自立型研究拠点の一つである「広島肝臓プロジェクト研究センター」のリーダーであるとともに、DPにも選ばれた、本学が戦略的に支援している重点研究分野・研究者の一人です。

茶山教授はウイルス性肝炎治療のエキスパートとして世界を牽引する存在であり、肝炎ウイルスの根絶をめざした研究を進めています。その実績から、学内外の日本の第一線で活躍している研究者の力を結集することで、今回の採択に至りました。

B型肝炎創薬実用化等研究事業では、革新的な動物モデルを用いた肝炎の予防および治療法の研究や創薬研究のイノベーションが期待でき、肝炎等克服緊急対策研究事業ではC型肝炎治療後に生じる肝線維化や肝細胞癌発症のメカニズムの解明や、患者のQOL(Quality of life)を低下させるその他の要因も明らかにすることを目指しています。

採択された課題は次の通りです。

  • 事業名: B型肝炎創薬実用化等研究事業
    (204)B型肝炎ウイルス持続感染実験モデルを用いた病態解明及び新しい治療法の開発に資する研究
  • 研究開発課題名: 高効率感染細胞系と長期持続肝炎マウスモデルを用いたHBV排除への創薬研究
  • 支援金額: (上限)2億円/年 程度
  • 支援対象期間: 最長5年

 

  • 事業名: 肝炎等克服緊急対策研究事業
    (103)C型肝炎のウイルス排除後に起こる病態に関する研究
  • 研究開発課題名: C型肝炎ウイルス排除後の病態、生命予後、QOLに関する包括的研究
  • 支援金額: (上限)5,000万円/年 程度
  • 支援対象期間: 最長3年
お問い合わせ先

(研究内容について)
大学院医歯薬保健学研究科 医歯薬学専攻 医学講座
消化器・代謝内科学 教授 茶山一彰
TEL:082-257-5190

(AMED支援担当)
学術室
研究企画室 URA 高橋
TEL:082-257-1977 FAX:082-257-1703


up