広島大学広報室
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広島大学大学院医系科学研究科の久保達彦教授(公衆衛生学)がJICA(国際協力機構)バヌアツ国地震被害に対する災害医療情報マネジメント支援にかかる調査団の統括として、2024年12月26日夜、バヌアツ国に向けて成田空港から出発しました。
緊急医療支援や国際的な活動調整に経験豊富な調査団員は、2025年1月4日まで、世界保健機関(WHO)などと連携しつつ現地で災害医療情報マネジメントに関する支援を行います。
久保教授は国際緊急援助・災害医療が専門で、これまでエジプト、モルドバ、フィリピンやモザンビークでの国際緊急援助活動に参加しています。
久保教授のコメント
バヌアツ政府が要請をくださったJICA日本チームに期待されているのは、我が国が東日本大震災を契機としてフィリピンの災害時サーベイランスシステムSPEEDを参考に日本版として開発し、その後の災害対応のなかで磨き上げてきたJ-SPEED、国際的にはMDSと呼ばれる被災傷病者のデータ管理手法の実行です。心よく送り出してださる講座同僚や大学の皆さまからの支援に感謝しつつ、災害大国日本が磨き上げてきた技術をもってバヌアツ政府の災害医療指揮を支えてまいります。
写真左側が久保教授(撮影・提供:JICA)
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