盧 濤(ろ とう)

担当授業科目名

異文化コミュニケーション論、異文化ビジネスコミュニケーション

概要

1960年中国遼寧省生まれ。1982年大連外国語大学卒業。1991年大阪外国語大学大学院修士課程修了。1996年神戸大学大学院博士課程修了。大連外国語大学、鹿児島経済大学などを経て、1998年から広島大学に奉職、2000年にマネジメント専攻へ着任。

当該研究室では、文化、言語、コミュニケーション、ビジネスをキーワードに掲げ、異文化コミュニケーション及び異文化ビジネスコミュニケーションに関する研究を学際的、総合的に行っています。

目下、私自身は主に3つの分野に関心を持っており、マネジメント専攻、特に文化・交流分野の皆さんと議論しながら、関連する分析の作業を進めています。3つの分野とは、1)異文化関連用語の概念化、語彙化の考究、2)異文化認識の分析、3)ビジネスコミュニケーションの研究、です。もちろんこれらと異なる研究テーマも歓迎するし、ゼミ生の皆さんの意思を尊重して、自由闊達なゼミの雰囲気で研究生活を楽しんでいきたいと思います。

マスコミの主張や教授の学説に惑わされず、自分の生活経験や実務経験、学習経験から生まれた判断力、洞察力を頼りに物事を見て、自分の言説を立てていただきたいと皆さんに期待します。

研究分野

中日言語文化比較、異文化コミュニケーション

研究活動

● 著書

「在中国日系企業の言語戦略―現状と対策」村松潤一編著『中国における日系企業の経営』白桃書房、2012年。

『中国語における「空間動詞」の文法化研究-日本語と英語との関連で-』、白帝社、2000年。

● 学術論文

「日本人学生のコミュニケーションの捉え方」『北京大学日語学科成立60周年国際研討会論文集』(学苑出版社)、542-550頁、2008年。

「日本人学生からみた外国語の学習」広島大学高等教育研究開発センター『大学論集』39集、241-259頁、2008年。

「日中ビジネスコミュニケーション研究の現状と課題」『マネジメント研究』第8巻、43-56頁、2008年。

「日本人学生が見た本音と建前」『2007年上海外国語大学日本学国際研討会論文集』(上海外語教育出版社)、580-586頁、2007年。

「“交渉”源流考」『中国文化の伝統と現代』(東方書店)、1108-1145頁、2007年。

「日本における異文化コミュニケーション研究の歴史と現状」『マネジメント研究』第7巻、79-92頁、2007年。

「日本人学生の見た異文化―顕在的文化の認識をめぐって―」『日本語言文化研究』(大連理工大学出版社)第二集、769-783頁、2005年。

「“文化”考」日本中国語学会『中国語学』、249号、247-266頁、2003年。

● その他の論文

 

● 受賞歴

外務省・外交協会主催全国青年・学生国際問題論文コンクール首席外務大臣賞(1992年)

外部資金獲得実績

● 科学研究費取得実績

「日本人大学生による中国語誤用の調査研究」基盤研究(C)、2015年度~2017年度(研究代表者)

「中国における日系製造業の産業集積の形成と発展に関する調査研究」基盤研究(B)、2008年度~2010年度(研究分担者)

研究成果公開促進費(一般学術図書)、1999年度

● その他外部資金取得実績

広島大学研究支援金(2006年)

所属学会

日本中国語学会、中日対照言語学研究会、国際ビジネスコミュニケーション学会

詳細情報


up