平成30年7月23日(月)に66回広島大学バイオマスイブニングセミナー(第37回広大ACEセミナー)を開催しました。
当日の講演内容

解説
広島大学大学院工学研究科
教授 松村 幸彦
「微細藻類ナンノクロロプシスによるバイオ燃料生産」
微細藻類ナンノクロロプシスは、ディーゼル燃料として利用可能なトリアシルグリセロールを多量に蓄積するため、バイオ燃料生産の材料として注目されています。我々は藻類からのバイオ燃料製造の実現に向けて、最適培養環境導出の研究や、藻類のさらなる高性能化を可能にするゲノム編集技術の研究などを行っています。今回は、ナンノクロロプシスの特性についてや、培養条件最適化の取り組みの様子などを紹介します。

講演
広島大学大学院理学研究科
共同研究講座助教
岡崎 久美子
「グアヤコールの超臨界水処理における反応速度解析」
グアヤコールのリグニンのモデル化合物としての超臨界水ガス化における滞留時間の15〜90秒の影響を温度600℃、圧力25MPaで調べました。グアヤコールの濃度は0.5重量%に固定し、チャー製品が滞留時間とともに増加する間に、全有機炭素の結果は減少しました。しかし、滞留時間は炭素ガス化効率に影響しませんでした。

講演
広島大学大学院工学研究科
D3
Pattraporn CHANGSUWANさん
司会 広島大学工学研究科 教授 松村 幸彦
お問い合わせ先
中国地域バイオマス利用研究会(広島大学大学院工学研究科機械システム工学専攻内)
TEL:082-424-5762
FAX:082-422-7193
E-mail:bprc*hiroshima-u.ac.jp(注:*は半角@に置き換えてください)