歯科矯正学

谷本 幸太郎 教授

【研究キーワード】
不正咬合、顎顔面成長、顎関節症、再生医療、口腔と全身の健康

【最近のハイライト】
大学院生を海外の研究機関に派遣し、先進的研究を体験させるとともに、さまざまな国からの留学生を受け入れ、活発な国際交流を図っています。研究では、間葉系幹細胞と炭酸アパタイト未焼結顆粒を用いて、歯槽骨再生に最適化した治療を開発し、口蓋裂治療における実用化を目指しています。

研究者総覧へのリンク

【研究室主要論文】
・広島大学病院歯科における連携医療の実際, 広島歯誌, 48巻, 1号, pp. 10-15, 202403
・上顎両側第一大臼歯の便宜抜去により矯正歯科治療を行った骨格性上顎前突症例, 広大歯誌, 55巻, 2号, pp. 130-137, 2023
・広島大学病院矯正歯科における過去30年間の上顎前突症に対する外科的矯正治療の調査, 中四国矯会誌, 35巻, 1号, pp. 97-104, 202308

【教育内容】
歯科矯正学は、顎顔面の成長発育過程の正常な形態や機能を獲得し、顎骨の異常や不正咬合を改善するための学問です。歯学部では、歯科矯正学の基礎的な知識や技術を教えています。さらに、大学院では高度専門医療である矯正歯科専門医資格を取得するための授業科目を開講しています。

【研究内容】
1.不正咬合の発症機構解明と顎顔面成長の制御
2.矯正力による歯の移動の最適化
3.顎関節症による顎顔面形態変化リスクの軽減
4.矯正歯科領域の再生医療の実用化に関する検討
5.口腔機能と全身の健康との関連性の検討
 

【写真説明】 ビーグル犬の上顎骨に作製した人工的な顎裂部(赤矢印)に、骨髄由来間葉系幹細胞と炭酸アパタイト担体を移植すると、生体内で速やかに代謝され、新生骨に置換される。移植後、約3か月でマルチブラケット装置(黄矢印)を用いた再生骨への歯の移動が可能となる。
 

【写真説明】関節円板前方転位モデルラットを用いた変形性顎関節症の検討
 

【写真説明】乳歯歯髄由来間葉系幹細胞(SHED)を用いた骨再生に関する研究
 

【写真説明】顎関節MRIの元画像をディープラーニングモデルに入力し、関節円板を自動検出・アノテーションして出力する概念図
 

【写真説明】矯正歯科治療中の痛み発生機序の解明と、近赤外線半導体レーザー照射の有効性の検討
 

【写真説明】乳歯由来幹細胞(SHED)が放出する細胞外小胞(EV)は、骨芽細胞の増殖・移動・骨分化を促進し、骨再生医療への応用が期待される。
 

【写真説明】エストロゲン受容体αとβの機能の違いが明らかになったことで、様々なエストロゲンに関連した疾患の解明が期待される。
 

【写真説明】歯並びを診ることから、睡眠の問題を早期に見つけることへ。矯正歯科と睡眠医療の連携を促進、成長発達期における睡眠ヘルスケアの向上に貢献したい。
 

【写真説明】CAMBRAを初めとする複数のう蝕リスク検査を総合的に判定し計画した『むし歯予防計画』を実施しています。
 

【写真説明】当科で行っている口腔筋機能療法(MFT:お口が開いている、舌の動きが悪いなどの訓練)の効果の検証結果
 

【写真説明】研究室・実験中の風景
 


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