大学時代に気づいた得意分野を活かして

株式会社ミツトヨ 広島事業所 商品設計部2課1係 副主査
白井 直樹 さん
広島大学大学院工学研究科 博士課程前期 材料工学専攻
2000年度修了
香川県立高松高等学校 出身
・広島大学志望の動機
幼い頃から、機械が動くということに興味を持っており、自宅にある時計など、動くモノを手にとっては分解していました(分解したモノは自分で元に戻せないので、父親が直していたようです・・・)。
中・高校生時代も興味の矛先は変わらず機械好きであったため、広島大学第一類(機械系)を志望するのは、ごく自然なことでした。
・サークル
大学では、ロボコンサークルに所属しました。
広島大学は強豪ではありませんが、それでも当時、数年に一度、全国大会に出場していました。このサークルでは色々な思い出がありますが、メンバー間のコミュニケーションの大切さとモノづくりの楽しさを経験しました。
私は機構を担当していました。電装担当者との仕様の摺合せや、お互いの作業の隙間を埋め合うことは、容易ではありませんでしたが、良いモノを作るためには非常に大切であることを学びました。
お陰様(?)で、いつの間にか電装を担当するようになっていました。また、当時、人も資金も少なかったため、失敗を繰り返しながら全て部品を自作しました。幸いなことに大学には自由に使える旋盤(材料の加工機)等がありましたので、機械加工も身に着けることができました。
・会社の業務
専門は電装(基盤開発、F/W開発)を担当しています。ロボコンで電装設計の面白さに目覚め、入社時に思い切って希望しました。これまで生産技術部、商品設計部、商品開発部と様々な部署を経験させてもらいながら、業務に取組んでいます。また、コミュニケーション能力が養われ、各部門との調整役として一役買っております。
現在の業務は、新商品開発ですが、大切なお客様の要望や課題をいただき、製品の仕様決定から設計までを行っています。性能、コスト、品質による要求仕様を全て満足していただく様、図面に起こす作業はとても大変ですが、担当する商品がトラブルなく、生産ラインで完成され、運送車両に初めて積まれて出荷される瞬間は、何とも言えない達成感を味わうことができ、毎回うれしい気持ちになります。

