佐藤 颯

ゼミ活動紹介

私は森良次先生の西洋経済史ゼミに所属しております。普段の活動内容は前期と後期で大きく別れます。前期はゼミのテーマに沿った文献の輪読を行います。毎週一人ずつ、文献の指定範囲の内容をまとめてプレゼンテーションを行います。そしてゼミのメンバーで意見交換をします。ただ読むだけでなく、複数人で各々の解釈について意見を交わすというのは、自身の知性を磨くうえで非常に役に立つと思います。そして夏休み明けの後期はゼミのメンバーそれぞれの関心にもとづきテーマを設定し研究を行います。この研究は12月に行われる合同ゼミで発表をすることを当面の目標として行いました。合同ゼミには他大学のゼミ生も参加します。各自研究をすすめながら定期的に自身の研究内容についてゼミ内で発表を行います。メンバーや先生から疑問点や改善案を提示していただけるため、自身の研究に非常に有用です。

 毎年12月に行われる合同ゼミにおいて、私はホスト校のゼミ代表として活動しました。具体的には参加する他大学のゼミとの連絡、プログラム作成、当日の司会を行いました。当日は各ゼミの報告者が研究成果を発表し、それについて全員で意見交換をおこないました。私は研究報告(テーマ:株式会社制度の歴史的起源)だけでなく司会も担当し、参加者が自分の意見や感想を言いやすいような雰囲気作りに努めました。発表と司会の二役は大変でしたが、参加者の協力のおかげで、無事プログラムを完遂することができました。参加した学生が積極的に発表や意見交換を行ってくれ、良い学びの場にできました。完全に好奇心でゼミ代表に立候補しましたが、やって良かったと思います。特に問題なく終了できましたし、なにより大学生が知性を高め合う知的交流の場をつくれたことを嬉しく思います。

受験生の皆さんには2つほどお伝えしたいと思います。

1.同じ学びを目的とする仲間と交流し、教養と知性の向上に務める事ができるのが大学の良い点です。そして広島大学は学びの質という点において秀でていると思います。

2.主体性をもって何かを成し遂げると自信に繋がります。受験生の皆さんも大学生になったら、何でもいいのでやってみてください。そしてその場所が広島大学だったら先輩として嬉しく思います。

受験生の皆さんの進路選択の参考になれば幸いです。


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