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第12回薬学部インターナショナルセミナーを開催しました

2023年6月13日に第12回薬学部インターナショナルセミナーを凌雲棟R202で行いました。

講師として、University of Southern CaliforniaのKwang-Jin Kim教授をお迎えし、「In vitro and ex vivo models in inhalation biopharmaceutical research-advances, challenges and future perspectives」というタイトルでご講演いただきました。
Kim先生は、第1回の薬学部インターナショナルセミナーでもご講演いただいた先生で、肺の上皮バリアーにおける生理機能に関する研究、特にナノ粒子を用いた肺へのドラッグデリバリーに関する研究者として、第一線でご活躍されています。
本講演では、肺における基礎から応用的な研究手法までを広くご紹介いただき、また、ナノ粒子が及ぼすオートファジーへの影響を、preliminaryなデータを含めた最新の知見を踏まえてお話いただきました。

当日は、内田研究室のスタッフおよび学生の他、複数の薬学部の教員も参加しました。
近年のコロナ禍で脂質ナノ粒子のドラッグデリバリーキャリアーとしての有用性が実証されていますが、Kim先生はナノ粒子が誘発するバイオロジカルな現象にも着目されてご研究を展開しており、今後見出されるであろう種々の機能性ナノ粒子の展望について、参加者からの質問も踏まえながら議論することができ、有意義な時間を過ごすことができました。
また、Kim先生のご講演の後、Round Table Discussionを行い、内田研究室の3名の学生が自身の研究を英語でプレゼンし、それぞれ20分程度、Kim先生と英語で質疑応答およびディスカッションを行いました。研究に対する貴重な意見交換を行うことができただけでなく、英語でのリアルな議論を学生が経験することによって、国際的な議論に対する学生の意識が高まりました。本セミナーが、学生にとって良い刺激となる実践的な国際化教育の場であることを改めて感じましたので、今後も継続して参りたいと思います。

※過去の開催状況等については、こちらをご覧ください。

ご講演されるKim先生

参加者からの質問の様子

Kim先生と学生とのディスカッションの様子

【お問い合わせ先】

広島大学大学院 医系科学研究科
医療薬剤学 教授 内田 康雄
E-mail: yuchida(AT)hiroshima-u.ac.jp
*(AT)は半角@に置き換えてください。


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