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第13回薬学部インターナショナルセミナーを開催しました

2023年9月13に、第13回インターナショナルセミナーを広仁会館 中会議室で開催しました。

クロアチアRuđer Bošković研究所のDavor Margetić博士より「Synthetic explorations of cycloaddition reagents with guanidine functionality」のタイトルでご講演いただきました。
グアニジンはアミノ酸(アルギニン)や各種医薬品に含まれる窒素官能基の1つですが、グアニジンを含む化合物の合成には、合成工程の終盤でグアニジン化するのが一般的です。これに対してMargetić博士は、グアニジン官能基化して基質を合成し、これらがDiels-Alder反応や1,3-双極子環化付加反応などの各種環化付加反応に有用であることを示しました。
またMargetić博士は、より環境にやさしい反応系への応用として、ボールミルを用いるメカノケミストリーやマイクロウェーブ照射下の反応を数多く報告しており、今回のグアニジン化基質を用いる反応においても、これら反応系が有用であることを示しました。
当日は、教員3名、学生4名の参加となりましたが、グアニジン化基質の汎用性について活発な議論が交わされました。

※過去の開催状況等については、こちらをご覧ください。

セミナーの様子

Margetić 博士(左から4番目)と記念撮影

【お問い合わせ先】

広島大学大学院医系科学研究科
創薬合成化学研究室 熊本 卓哉
TEL:082-257-5184
e-mail:tkum632(AT)hiroshima-u.ac.jp
※(AT)は半角@に置き換えてください。


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