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ベネッセホールディングス 成島由美常務執行役員による講演会「大学教育は未来への架け橋」を開催しました

 2024年6月4日、ベネッセホールディングス 成島由美常務執行役員による講演会を広島大学東広島キャンパスで開催しました。

 本講演会は、学長・理事・上席副学長・副学長・部局長等の教育研究評議会評議員などが参加し、教育研究評議会のオブザーバーはオンラインで視聴しました。

 成島様は、1992年に福武書店(現・ベネッセコーポレーション)に入社され、執行役員、グループ会社取締役などを務められていますが、その間、学校法人大妻中学高等学校校長に就任し、伝統校の学校改革をリードされるなど多彩な経歴を生かされて教育界で幅広く活躍されています。

会場となった本学法人本部棟会議室では、田中理事の紹介のもとで、成島様は「大学教育は未来への架け橋 ~社会で活躍できる理系女子を増やすために~」と題して講演されました。

 成島様は、日本の教育課題・社会課題、入試環境変化に関する現状を解説された後、理系女子を増やす方策について、自身の実践を交えて紹介されました。高校1年生時点では「自分がなりたい職業が何かわからない、考えたことがない」とする生徒が大半であるが、11月には文理選択を迫られることから、「早い時期からの動機づけが必要」であることを指摘し、具体的には「小学4年生以前に興味を引き出す強烈な体験をする」ことや「体験から理系への憧れをつくる」ことの重要性を語られました。

 また、「キャリア教育において理系女子のロールモデルをみせる・ つくる」ことにより生徒の考え・関心を引き出す環境を作ることの重要性を説き、大学に期待することとして「理系学部新設・ 文理融合型学部設置」をより一層促進することに加え、「周辺小学校・中学校との交流・連携の強化」も提案されました。最後に「未来に生きる学びに橋を架ける役割を大学には担ってほしい」と激励されました。

 参加者は、成島様の話に熱心に聞き入り、活発な質疑応答が行われました。

 今年、創立75周年、その前史である75年も加えると、150年の節目の年を迎えた本学にとって、新たな75年と更にその先の150年の歴史を積み重ねていくための道しるべを得たようなとても貴重な機会となりました。

質疑応答の様子

越智学長より感謝状・記念品の贈呈

 また、講演会に先⽴って、本学総合博物館の本館を⾒学されました。総合博物館職員による、広島大学の紹介や、貴重な化石・剥製、地域の環境や文化に関わる資料についての説明に興味深く聞き⼊っておられました。

総合博物館を見学される成島常務執行役員

【お問い合わせ先】

広島大学 財務・総務室 人事部 人事グループ

E-mail: jinji-ikusei*office.hiroshima-u.ac.jp (*は半角@に置き換えてください)


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