第27回サイエンスカフェ「ホヤの不思議~金属を食べてセルロースの衣をまとう生存戦略~」を開催しました。



【日時】2014年12月7日(日)14:30~16:30



【会場】しまなみ交流館 大会議室(広島県尾道市東御町10-1)

【話し手】植木 龍也(広島大学大学院理学研究科 准教授)


【聞き手】寺本 紫織&参加者の皆さん


【参加者】36名(ご参加ありがとうございました。)


【内容】
12月7日(日)第27回サイエンスカフェ「ホヤの不思議」を尾道市しまなみ交流館で開催しました。今回は,東広島市から少し離れた,尾道市での開催でしたが,36名の参加がありました。
今回は,ホヤの特徴について、「金属」「紙」「糊」の3つに分けて説明がありました。
ホヤは血液中にバナジウム(金属)を濃縮しており、そのバナジウムがホヤにとって代表的な必須微量元素とのことでした。
また,セルロース(「紙)と同じ成分」を合成することができるのは微生物から遺伝子の「水平伝搬」が起こったためと考えられているそうです。
ホヤの糊から作ったスピーカーなどの写真や、現在,植木先生の行っている,研究内容についてもお話がありました。
会場には生きたホヤや,うに,ヒトデなどの展示がされており,ホヤの解体を見ることができました。
参加者の方からは積極的な質疑応答があり,コーヒーを片手に、とてもアットホームな雰囲気のサイエンスカフェとなりました。


植木 龍也先生 ホヤ

うに、ヒトデ

ホヤの解体 会場の様子 今回のコーヒーとお菓子


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