叢書インテグラーレ004

ライヴ人類学講義 ―文化の「見方」と「見せ方」―

広島大学大学院総合科学研究科 編
高谷 紀夫 責任編集

版型:B6判
ページ:175ページ
ISBN:4-621-07950-8
発行年月:2008-02-15
税込価格:1,995円
出版社:丸善(株)出版事業部

出版社による内容紹介
文化人類学的思考には異文化との「対話が欠かせない。本書は、責任編集者(編著者)が、広島大学総合科学部人類学系授業の受講生と、文化の「見方」と「見せ方」をめぐって交わしてきた「対話」の集成である。受講生にとって「対話」の相手は、資料で知る異文化の諸相や映像の中に登場する人物だけではなく、編著者はもとより、机を並べるクラスメートでもある。また毎回提出される受講生からのレポートと編著者のメッセージを文字化してフィードバックし、新たな「対話」の出発点とする。この授業の仕掛けがめざすのは、クラス内全員による「対話」の共有であり、”隣人もまた異文化”、ということを日常的に体験する実践なのである。

目次

第1章 異文化という鏡 ―人類学的思考事始
第2章 「見せ方」次第で「見方」も変わる ―メディアの評価
第3章 現実は断言できないことばかり ―「親子関係」の行方
第4章 アジアの片隅で ―異文化理解のプラクティス
第5章 「場所」を探し続けている ―宗教・巡礼・観光

編集後記/授業の軌跡1~4


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