叢書インテグラーレ009

平和の絆 ―新渡戸稲造と賀川豊彦、そして中国

広島大学大学院総合科学研究科 編
布川 弘 著

判型:B6判
ページ:165ページ
ISBN:4-621-08344-4
発行年月:2011-01
価格:1,995円
出版社:丸善(株)出版事業部

出版社による内容紹介
15年戦争(満州事変からポツダム宣言受諾までの一連の戦争)以来、一環して日本は中国との善隣友好関係を築くことができていないが、その根底にあるものとは何なのか?
本書では1920年代末、満州事変前後という極めて限られた期間に絞り、平和運動全般ではなく、新渡戸稲造と賀川豊彦という二人の人物を平和運動の主体に据え、彼らと他の諸主体との関係性にスポットを当てながら当該期の平和運動の歴史的意義について考察することによって、これからの日中の友好関係のあり方に対するヒントを提供する。

目次

プロローグ ―平和の問い方
第I章 賀川と新渡戸の連携  ―日本友和会(FOR)の成立
第II章 国際的な平和運動のはじまり ―日本友和会と太平洋問題調査会
第III章 満州事変と平和運動
エピローグ


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