グラウンド・ゼロを書く

グラウンド・ゼロを書く ―日本文学と原爆

ジョン・W・トリート 著、水島 裕雅/成定 薫/野坂 昭雄 監訳

ページ:627ページ
ISBN:978-4-588-47004-22
発行年月:2010-7-7
価格:9,975円
出版社:法政大学出版局

出版社による内容紹介
沈黙によってしか語りえないものを作家たちはいかにして描いたのか。
直視しがたい原爆文学を自らの問題として正面から見すえ、作家に寄り添いつつその特質=アイロニーの世界を明らかにする。

目次

序章
I
 1 残虐行為を言葉に
 2 ジャンルとポスト・ヒロシマの表象
 3 三つの論争
II
 4 原民喜とドキュメンタリーの誤信
 5 詩自信へ抗う詩
 6 大田洋子と語り手の位置
 7 大江健三郎 ―ヒューマニズムとヒロシマ
 8 井伏鱒二 ―自然、郷愁、記憶
 9 長崎と人間の未来
 10 原爆と核と全体性 ―小田實
 11 結語 ―それから、のこと
あとがき


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