イラン現代史 ―従属と抵抗の100年―

イラン現代史 ―従属と抵抗の100年―

吉村 慎太郎 著

ページ:232ページ
ISBN:978-4-903426-41-9
発行年月:2011-04
価格:2,400円+税
出版社:有志舎

内容紹介
現代世界のなかで無視できない存在となっている中東の大国、イラン。その現代史は欧米諸国への従属と抵抗に彩られている。19世紀から21世紀の現在まで、欧米列強のたび重なる介入と支配に対して、あるときはそれを受容し、あるいはまたそれに反発・抵抗してきたイランの歴史を平易に解説する待望の入門書。「イスラム原理主義国家」というイメージ先行の理解と異なる、この国の本当の姿と歴史のダイナミズムを描き出す。

目次

はじめに 「イラン現代史」を学ぶにあたって
序章 「域内大国」イランの特異性
第1章 19世紀帝国主義時代下のイラン
第2章 立憲革命の展開と政治危機の深化
第3章 第一次大戦と戦後イランの混迷
第4章 レザー・シャー独裁王政の成立と変転
第5章 石油、冷戦と民族的抵抗
第6章 「改革」志向の独裁と米国,そして抵抗運動
第7章 革命、戦争と「党派対立」の激化


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