日本船舶海洋工学会平成25年春季講演会TOPICS

(写真: 会場の様子)

日本船舶海洋工学会平成25年春季講演会開催報告

(文責) 輸送・環境システム流体研究室 陸田秀実
 

2013年5月27日~28日に,日本船舶海洋工学会平成25年春季講演会が,広島国際会議場(広島市・平和記念公園内)にて開催されました。

従来の一般講演,オーガナイズドセッション,定時総会,受賞式等に加え,若手講演セッション,特別企画(海事産業の未来と理系女子),Japan-Korea国際セッションが行われました。参加者登録者は254名で,過去の同学会と比べても,大変多くの方々に,ここ広島の地に足を運んで頂き,大盛況の末に終えることができました。

今回は,地元開催ということもあり,広島大学の輸送・環境システム教室(大学院工学研究科輸送・環境システム専攻および工学部第4類輸送機器環境工学プログラム)からは,合計20件(若手講演10件,OS 6件,一般講演4件)の発表がなされ,そのほとんどが学生によるものでした。学生の発表者は,尾古卓也君,置田大記君,藤井亮君,米舛勲君,網井裕真君,宮坂飛大君,貞本将太君,東翔太君,鎌田正也君,石田晃大君,伊藤悠真君,大福将史君,徳永紘平君です。このうち,徳永君は若手優秀講演賞を受賞するという大変うれしい結果となりました(その受賞記事は,こちらです)。学生による発表は,いずれのスライドも大変見やすく,しゃべりも堂々としたものでありました。また,専門的な鋭い質問に対しても,しっかりと応える場面が多く見受けられました。このような貴重な経験は,将来社会に出た時に大いに役に立つことでしょう。

また,広島大学名誉教授(現在の輸送・環境システム教室)であります小瀬邦治先生が,日本船舶海洋工学会賞(発明・開発)を受賞しました。同賞は,造船・海洋工学の分野で,画期的な発明・技術開発を行った人に与えられるものです。地元開催に花を添える大変すばらしい授賞式となりました(その受賞記事は,こちらです)。
※ さらに詳しい受賞記事が,こちら(輸送・環境システム総合工学研究室のTOPICS記事)にあります。

特別企画(海事産業の未来と理系女子)においては,広島大学副学長の相田美砂子先生より,「女性の活躍促進のために」と題する基調講演および海事産業に関わるパネラー(5名)による討論会が行われました。本教室の女子学生も参加し,大変熱心に耳を傾けておりました。理系女子が社会で大変求められていることを肌で感じるとともに,事前アンケートによる悩み事等が少しは解決できたのではないでしょうか。

最後に,地元開催ということで,本学会の運営という重要な役割を担いました。輸送・環境システム教室のスタッフと学生(14名)によって,会場手配,設営,受付,参加者誘導,会場係(照明・ベル・時計係),懇親会,会計など多くの業務を行いました。これらの業務を行いつつ,自らの発表もこなした学生諸君が大変多くいました。2日間+前日準備における学生の皆さんのキビキビとした言動は,見ていて大変気持ちの良いものでした。このことが,大きなトラブルもなく,本学会を終了することにつながったものと思います。大変感謝します。

以上,全国から参加された方々に,様々な面から,広島大学および輸送・環境システム教室をアピールできたものと思います。今後も教育・研究面で益々の発展を目指したいと思います。

(特集記事) 講演会での広大生の活躍

講演会当日における特別企画(理系女子のパネル討論会)と学生の論文発表の様子について,特集記事としてそれぞれ以下のリンク先にて紹介しておりますので,是非御覧下さい。

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