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広島大学・海上保安大学校及び全国5つの商船系高等専門学校との交流と連携・協力の推進に関する包括協定を締結しました

2024年3月14日、広島大学は、海上保安大学校及び富山高等専門学校、鳥羽商船高等専門学校、広島商船高等専門学校、大島商船高等専門学校、弓削商船高等専門学校の全国5つの商船系高等専門学校と交流と連携・協力の推進に関する包括協定を締結しました。

このたびの協定により、「広島大学の船舶海洋工学分野を含む総合研究大学の教育力・学術研究」、「商船系高専の商船・航海分野を含む学際的な実践教育」、「海上保安大学校の海上安全業務に関わる実務教育」の3つをかけ合わせて、学術×実践×実務による相乗効果の高い教育・研究を推進し、様々な分野の研究、高いレベルの国際的な人材育成に取り組みます。

調印式は、海上保安大学校の練習船「こじま」の甲板で執り行われ、越智光夫広島大学長、江口満海上保安大学校長、國枝佳明富山高等専門学校長(代理:山本桂一郎副校長)、和泉充鳥羽商船高等専門学校長、河口信義広島商船高等専門学校長、古莊雅生大島商船高等専門学校長、石田邦光弓削商船高等専門学校長が出席しました。

会場の様子

越智広島大学長は、世界規模で社会経済情勢が急激に変化する今、学際的な研究分野の拡充による、新たな教育・研究体制が必要であり、7つの教育機関が、それぞれの得意とする教育・研究活動や施設などを活用することで、新しいことにチャレンジしていきたいと挨拶しました。

挨拶する越智学長(右から2番目)

江口海上保安大学校長

國枝富山高等専門学校長(代理出席:山本副校長)

和泉鳥羽商船高等専門学校長

河口広島商船高等専門学校長

古莊大島商船高等専門学校長

石田弓削商船高等専門学校長

各機関が所有する国内有数の海洋・海事分野に特化した実験・実習施設・練習船を共同利用して、自動運航船、海洋情報データサイエンス、衛星リモートセンシング、造船DX技術、サイバーセキュリティ、スマート水産、洋上風力・海洋エネルギー、海洋環境、海洋マイクロプラスチックなどの研究分野に取り組みます。
また、教育面では、授業、探索型・課題解決型インターンシップ、創成型PBLなど共同実施を通じて、「幅広い知識と技能」、「確かな専門力・探求力」、「社会に役立つ解決力・実践力」を有した人材育成を行っていきます。さらに、文理融合型の海洋・海事学位プログラムの構築に向けた検討に着手します。

広島大学は、昨年7月から、呉市、海上保安大学校、笹川平和財団とともに、Town & Gown構想の推進に取り組んでおり、その中で、国や地元企業など、60団体による、「海洋文化都市くれ推進協議会」を設立して、産学官連携による、海洋・海事の拠点づくりに取り組んでいます。そうした動きとも連動しながら、海洋・海事を含む学際的な分野で、地域経済の活性化に貢献し、地域共創型人材の共同育成に取り組みます。

お問い合わせ先

広島大学学術・社会連携室地域連携部
メールアドレス chiikirenkei*office.hiroshima-u.ac.jp
(注:*は半角@に置き換えてください)


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