[75周年]インドネシア・バンドン工科大学にて、研究セミナーを開催しました

 2024年9月25日にインドネシア・バンドン工科大学(ITB)で研究セミナーを開催し、現地参加者及び本学からのオンライン参加者230人が参加しました。本セミナーは、本学の75+75周年記念事業の一環として、本研究科がITBと開催したものです。

 本年は本研究科にとっても研究科設置から5年目にあたります。その節目の年に、前身となる研究科時代を含め活発な国際学術交流を実施してきたITBと共に、これまでの連携実績の確認と今後の更なる交流の拡大を目指して実施したものです。 

 開会にあたり、本研究科の茶谷直人研究科長およびITBのJaka Sembiring副学長が挨拶と本セミナーの趣旨や狙いについて説明しました。続いて、藤原章正副研究科長(国際担当)から本研究科とITBとの長年の学術交流の蓄積とその成果について紹介しました。 

 その後「Frontier Joint Research Seminar」として、ITBと本研究科の間で特に長年の学術交流を実施している材料工学、サステナブル建築および交通工学の各研究分野について、本研究科及びITBの双方の研究者が発表を行いました。 

 午後からは「HU Alumni follow up Seminar」として、活躍する本学修了生に講演をしていただきました。本学で博士学位取得後に、現在はITBで教員として活躍する修了生、インドネシア政府機関で活躍する修了生、日本の研究所で活躍する修了生に、本学での留学の思い出を交えながら講演していただきました。そのセッションの最後では、本学のインドネシアでの同窓会組織である「広島大学校友会インドネシア・チャプター」の活動状況について説明しました。

  最後のセッション「Company and HU Introduction」では、スタートアップ企業を立ち上げ、その代表である本学修了生から発表していただくとともに、本研究科への留学について説明を行いました。 今回のセミナーを通じて、本研究科とITBとの長年の連携実績についてあらためて振り返るとともに、今後の連携の拡大について確認しました。また、本学修了生がITBとの連携に重要な役割を果たしていることをあらためて確認する場となりました。 

 本研究科ではITBを含め、インドネシアから多くの優秀な学生を受け入れています。国際共同研究を通じた交流をより深化させるとともに、その連携を活かした学生交流にも引き続き取り組んでいきます。


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