広島大学大学院先進理工系科学研究科熱工学研究室内
バイオマスプロジェクト研究センター
TEL : 082-424-5762
FAX : 082-422-7193
Email : bprc*hiroshima-u.ac.jp (注:*は半角@に置き換えてください)
広島大学バイオマスプロジェクト研究センターと中国地域バイオマス利用研究会の共催で広島大学バイオマスイブニングセミナーを開催しています。バイオマスに関する基本的な考え方から最先端の情報までをカバーして、この地域におけるバイオマスの活動に資することを目的とするものです。第121回を以下の日程で開催しますので、ご参集下さい。
日時
2025年5月27日(火)16:20~17:50
会場
広島大学 東広島キャンパス 工学部 109講義室
参加形態
ハイブリッド
(対面希望の場合は以下会場を参照、オンラインの方は必ず末尾のメールアドレスで参加申込をおねがいします)
プログラム
解説 広島大学大学院 先進理工系科学研究科 教授 松村 幸彦
講演 広島大学大学院 統合生命科学研究科 博士課程前期 2年 橋間 友亮
「Aurantiochytrium属の細胞凝集性を利用した効率的細胞回収法の開発」
油脂の発酵生産では、培養細胞の回収コストが課題となっています。そこで、以前に単離したAurantiochytrium属変異株が示す細胞凝集性に着目し、その活用を目指しました。これまでに、細胞凝集度の定量評価法を確立して、凝集活性本体の精製に成功しました。現在、その構造機能相関の解析を進めており、将来的には細胞回収のみならず、新規バイオマテリアルとしての応用可能性にも期待しています。
講演 広島大学大学院 統合生命科学研究科 助教 渡邉 研志
「非糖質炭素源を利用したAurantiochytrium属による油脂生産」
従属栄養条件下で増殖して有用油脂を蓄積するAurantiochytrium属を産業利用するにあたって、様々なバイオマスから安価に製造できる酢酸は理想的な炭素源です。本研究では、酢酸を資化するときのAurantiochytrium属の特徴的な遺伝子発現および代謝物のプロファイルから育種標的を探索し、独自に開発したゲノム育種技術により酢酸からの油脂生産性を向上させた改良株を作出しました。
講演 広島大学大学院 統合生命科学研究科 教授 秋 庸裕
「Gas-to-Lipidsバイオプロセスの特徴と課題」
カーボンリサイクルを伝統的発酵技術の応用で実現する「Gas-to-Lipidsバイオプロセス」は、バイオ技術としては炭素変換効率が極めて高く、その結果として多彩な油脂製品へのアウトプットが期待できる有望な技術です。本講演では、その技術的特徴や克服を要する課題とその解決策について述べます。
司会 広島大学大学院先進理工系科学研究科 教授 松村 幸彦
参加希望の方へ
メールに以下5項目(1-4は必須)を転記し、件名に「イブニングセミナー参加希望」と記載の上、
bprc*hiroshima-u.ac.jpまで、ご送付ください。 (注:*は半角@に置き換えてください)
1.参加希望セミナー:5月27日開催、第121回バイオマスイブニングセミナー
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4.参加形態:□オンライン □対面
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