エネルギー貯蔵セミナーは、広島大学エネルギー超高度利用研究拠点 (HU-ACE) の主催で、公益社団法人化学工学会エネルギー部会の共催により開催するものです。

　本セミナーでは、脱炭素社会の実現に向けて鍵となる「エネルギー貯蔵」の最前線に迫り、最新の研究成果や技術動向をなどの関連情報を提供、共有し議論を深めていくことを目的としています。様々な立場からの知見を共有し、今後の方向性について議論を深める貴重な機会にしたいと思っております。研究者や技術者、政策立案に関わる方はもちろん、エネルギー分野に関心のある皆さまのご参加を心よりお待ちしております。

　第5回は、北海道大学大学院工学研究院　教授　田部 豊 様にご講演を頂きます。

　田部 豊 様は、固体高分子形燃料電池や二次電池の性能評価、物質移動解析、および将来エネルギーシステムの構築に関する研究に取り組んでおられます。特に、風力発電や太陽光発電などの変動型再生可能エネルギー導入に伴う電力貯蔵の最適化、リチウムやレドックスフロー電池を用いた高効率エネルギー貯蔵・水素生成システムの開発、さらに燃料電池のガス拡散層における水輸送や酸素輸送抵抗の解析を中心に、数値シミュレーションおよび実験的検討を行ってこられました。今後の研究の進展により、持続可能で効率的なエネルギーシステムの実現への貢献が期待されています。

以下の日程で開催しますので、是非ご参集下さい。

2025年11月27日(木) 16:30～18:00

オンライン

無料

挨拶　広島大学大学院先進理工系科学研究科　教授　松村 幸彦

解説　広島大学大学院先進理工系科学研究科　助教　張 孟莉

講演　北海道大学大学院工学研究院　教授　田部　豊 様
「将来エネルギーシステムのための電力貯蔵の役割とレドックスフロー電池の性能評価」
持続可能なエネルギーシステムの構築のためには風力発電や太陽光発電の大量導入が必要不可欠となり、それらの大きな出力変動に対する効率的な対策が求められます。本発表では、将来の二酸化炭素排出量大幅削減のためのエネルギーシステム構築における電力貯蔵の役割、および大容量二次電池の一つであるレドックスフロー電池の性能に支配的な要因評価について、発表者らが行ってきた研究を紹介しながら説明します。

司会　広島大学大学院先進理工系科学研究科　助教　張 孟莉

メールに、以下4項目(1-3は必須)を転記の上、件名に「エネルギー貯蔵セミナー参加希望」と記載の上、
bprc * hiroshima-u.ac.jp まで、ご送付ください。 (注： * は半角＠に置き換えてください)

1.参加希望セミナー：11月27日開催、第5回エネルギー貯蔵セミナー
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