脳機能イメージング

眞溪 歩 教授

【研究キーワード】
認知・行動の調整・制御、情動・感情の調整・制御、運動の調整・制御、脳機能計測、認知神経工学、脳波、電気的介入、生体信号処理・統計処理

【最近のハイライト】
Human Frontier Science Programによるカリフォルニア工科大学との国際共同研究で、渡り鳥と同じように人間も地磁気に対して感受性を持っていることを、脳波計測によって明らかにしました。第六感の発見として、国内外を問わず多くのメディアに取り上げられました。

BSフジ ガリレオX (2021.03.14掲載)
産経新聞(電子版)(2019.3.19掲載)
FNNプライムオンライン(2019.3.20掲載)
The Dave Fromm Show(2019.10.25掲載)
Science News(2016.6.23掲載)

 
研究者総覧へのリンク

【教育内容】
認知・行動、情動・感情、運動の調整や制御を行なう実験を通じて、実験デザイン、脳機能イメージング(脳波、心電、筋電等、生体電位計測)、電気的介入法、データ解析法、統計処理法について学べます。メディカルな視点では、認知・行動は認知症、情動・感情は精神疾患、運動は運動機能障害と関係していて、電気的介入法はこれらに対する電気的治療法・リハビリ法になり得ます。また、教員の専門は工学系なので、一般的な生体電位計測、雑音軽減テクニック、アンプ、フィルタ、A/D・D/A変換、数値演算ソフトMatlabについても学べます。

【研究内容】
研究対象(当研究室では認知・行動、情動・感情、運動など)について解明するためには、研究対象について既知のことを理解し研究目的を立てた上で、実験デザイン、計測法、介入法、データ解析法、統計処理法のすべてに対して熟考する必要があります。当研究室では、そこにさらにファンタスティックな仮説や手法が含まれる研究を行なっています。たとえば、当研究室オリジナルで特許も有する電気的介入法(経頭蓋細胞外インピーダンス制御)では、非シナプス的神経結合(体積電流結合)が存在することを作業仮説としています。

認知科学実験に伴う脳波計測

人間の磁気感受性の実験

経頭蓋細胞外インピーダンス制御


up