「フランス語とフランス文学」って?
フランス語は、世界で広く使われている国際語です。また、ひびきの美しさには魅力があります。
フランス文学は、日本でもよく知られている名作や作家の宝庫です。たとえば、『赤と黒』(スタンダール)、『レ・ミゼラブル』(ユゴー)、『星の王子さま』(サン=テグジュペリ)、『異邦人』(カミュ)などの作品がありますし、バルザック、ドーデ、モーパッサン、ゾラらの小説家、ボードレール、ランボーらの詩人、モンテーニュ、パスカル、ルソーらの思想家がいます。
仏文(フツブン)研究室には、これらの作品や研究書が豊富にそろっています。あなたも扉をたたいてみませんか。
入学したら?
フランス語とフランス文学の分野を中心に勉強しようとする人は、何はさておき、まずフランス語の力を身につけます。そのため、フランス人の先生と日本人の先生から、フランス語を話す力、聞く力、読む力、書く力を集中的に学びます。
これと並行して、フランス語の生い立ちから現代までのフランス語の歴史、フランス語学のいろいろな問題、中世から現代までのフランス文学史、各作家の個別研究など、さまざまな授業をとおして、フランス語とフランス文学の基本を広く学ぶようになります。
4年生になれば、それまでの学習の総決算として、卒業論文に取り組みます。自分で好きなテーマを選んで、先生のアドヴァイスを受けながら、できるだけ多くの資料にあたって作成します。
留学は?
広島大学とトゥルーズ・ジャン・ジョレス大学との間には大学間交流協定が、広島大学文学部とローザンヌ大学文学部との間には学術交流に関する協定が結ばれていて、学生が派遣されています。
そのほか個別に、フランスの大学への長期留学や、夏休み・春休みなどを利用した短期フランス語研修旅行に、積極的に参加しています。海外でのフランス語研修も単位になります。
▲凱旋門
▲仏文研究室の風景