地理学・考古学・文化財学コース

Geography, Archaeology, and Cultural Heritage

専門分野

コースの概要

人類が創り上げ、地球表面上に残存させた諸事物(文化景観、集落、遺跡・遺物、諸文化財)を、地形・気候などの自然地理的環境や社会経済的環境などと有機的に関連付けて、地球上の多様な地表圏文化を学際的・総合的に把握することを目標とします。

そのための教育・研究は主に、地理学的地域調査や活断層調査、コンピュータ解析と年代測定、遺跡発掘や考古資料の分析、有形・無形文化財の調査とその保存修復などのフィールドワークや理化学的分析といった実験的手法によって達成されます。

さらに、今日、世界的課題となっている文化遺産や自然遺産の保護、文化景観の保全、地球環境問題などにも、実践的に対応できる教育と研究を行います。

主専攻プログラム

地理学・考古学・文化財学プログラムでは、人類が創り上げた遺産を、諸環境要素と有機的に関連付けて、多様な地表圏文化を学際的・総合的に把握することができる人材を育成するための教育を実施します。

■地理学では、人文地理学、自然地理学、地理情報システム学、および地誌学についての学識を得ることができます。

■考古学では、日本考古学、アジア考古学の研究と教育、遺跡の発掘調査、野外実習などについての学識を得ることができます。

■文化財学では、古建築、仏教美術(絵画・彫刻)、絵巻物、工芸品(金工・漆工・染織・陶磁・刀剣・甲冑)、史跡・名勝、埋蔵・民俗文化財などについての学識を得ることができます。


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