寄贈本の紹介(2021年度)

神の名の語源学

著者:川村 悠人

発 行 所:渓水社

著者からのメッセージ
  古代インドのサンスクリット語学者が残した語源考と神々への思索の跡。原典資料の丹念な読み解きから、未知の思想体系を発掘していく。アグニ(火天)やインドラ(帝釈天)といった日本でお馴染みの神々も議論の俎上にのせられる。語源とはなにか。神々の名にはどのような意味が込められているのか。古の人々は神々の名にどのような神の姿を見てとったのか。言語と神話が交差する異国の世界。そんなまだ見ぬ世界へと読者をいざなう意欲作である。

東北史論ー過去は未来に還元するー

著者:河西 英通

発 行 所:有志舎

著者からのメッセージ

 2011年の東日本大震災から10年が経過した。それ以前から近現代の東北地方をフィールドに歴史研究を進めて来た。『東北』『続・東北』などがその成果である。しかし、大震災で大きく傷ついた東北社会を前にして、先に進むことにためらいを覚えた。そうした苦悩の中でも試行錯誤しながらいくつかの論文を執筆した。本書はそれらを再検討・再構成・再省察し、戊辰戦争・明治維新から戦後・現代にかけて全10章にわたって東北史の流れを描き直した作品である。深層でつながっている東北と広島の関係性についても言及した。


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